国交省 移動円滑化基準について検討委員会

2016年11月9日

 10月31日、国土交通省において、「第1回移動等円滑化のために必要な旅客施設又は車両等の構造及び設備に関する基準等検討委員会」が開催され、日本盲人会連合からは三宅隆情報部長が出席しました。

 この委員会は、本年8月のユニバーサルデザイン2020中間取りまとめにおいて、平成29年度中にバリアフリー法に基づく移動等円滑化基準や、そのガイドラインを改正する記述が盛り込まれていることから、現在の基準やガイドラインの見直しに当たり検討を行うものです。

 まず、藤田耕三国土交通省総合政策局長の開会挨拶に続き、委員長の選出が行われ、中央大学研究開発機構秋山哲男教授が就任しました。各委員から出された意見の検討では、三宅情報部長から、エスカレーターへの音響式ならびに誘導ブロック敷設等での誘導の必要性、各交通事業社を越えての乗り換え時の移動介助の必要性について意見を述べました。

 検討委員会は、今年度2回開催され、3月末には検討結果を公表します。また、引き続き29年度には、整備ガイドラインの改訂に向けた検討を行い、29年度後半には整備ガイドラインの公表を行う予定です。