第64回千葉県視覚障害者福祉大会開催

2016年10月18日

 公益社団法人千葉県視覚障害者福祉協会(伊藤和男会長)主催、市原市視覚障害者福祉会(市原滋夫会長)共催による第64回千葉県視覚障害者福祉大会が、10月14日市原市勤労会館にて、会員、来賓、ボランティアなど約250名が参加して開催されました。

 式典では、地元副市長や市議会議長をはじめ国会議員・県会議員等が列席する中、宣言・決議が採択されました。昼食後は、「市原ふるさと太鼓」の演奏や「市原市の歴史」の講演等が行われました。

 主な決議事項は、次の通りです。
 (1)県から委託されている事業の安定した継続を
 (2)視覚障害の特性を考慮した盲老人ホームやデイサービス事業所の設置促進への支援を
 (3)視覚障害者の特性に応じた選挙公報や市町村広報の配布を
 (4)視覚障害者の安全な外出を実現するため、道路環境の改善と公的施設のバリアフリー化を
 (5)駅構内のバリアフリー化を促進するとともに、県内に少ないホーム柵の増設を
 (6)あはき師への支援策を充実するため、機能訓練指導員やヘルスキーパーの求人を増やすよう、関係当局の尽力を
 (7)あはき師以外の視覚障害者の職業自立と重複障害者の就労の促進を
 (8)心身障害者医療費助成制度の運用にあたって、適用外となった障害者に対する支援策を
 (9)視覚障害者の生活困窮者を支援するため、タクシー等の割引制度の拡充を
 (10)視覚障害者が種々のスポーツに取り組めるよう、県内の障害者スポーツセンターの拡充を
 (11)信用金庫や信用組合等の中小金融機関における視覚障害者用ATMの設置促進と保険会社における視覚障害者が契約できる商品の開発を
 (12)視覚障害者の生活全般にわたる合理的配慮が行われるよう、県及び市町村の啓発を。