日盲連がユニバーサル社会推進議員連盟で要望
10月5日、自由民主党本部にて「ユニバーサル社会推進議員連盟」が開催された。日本盲人会連合からは橋井正喜常務理事が出席しました。
当日は、各府省庁の担当者より障害福祉やバリアフリーに係わる平成28年度補正予算と平成29年度概算要求の報告があり、その後、出席をした障害関係団体(合計11団体)より、事前に提出した要望書を元に意見表明が行われました。橋井常務理事は、要望書(14項目36点)の中から鉄道駅での安全対策を中心に意見表明を行い、次の4点を強く要望しました。
1.ホームドアの設置は前倒しをしてでも早期に設置すること
2.ホームドア設置における費用負担について、国・地方自治体・鉄道事業者の折半が円滑に進むよう、国が主導して話し合いの場を作ること
3.安全対策においては弱視者への配慮も必ず行うこと
4.ホームに監視員を必ず配置すること
その後、参加した国会議員からの質疑応答が行われ、同議員連盟の事務局長を務める盛山正仁衆議院議員より、日盲連から要望した鉄道駅ホームの安全対策について、引き続き国土交通省と当事者団体が連携して安全対策を進めて欲しいこと、建物の設計段階から弱視者への配慮を盛り込むには設計士などへの指導が必要なこと等の助言がありました。