障害者放送協議会 3委員会合同委員会を開催
9月26日、障害者放送協議会の著作権委員会、放送・通信バリアフリー委員会、災害時情報保障委員会の合同委員会が東京都新宿区の戸山サンライズで開催され、日本盲人会連合から工藤正一総合相談室長と三宅隆情報部長が出席しました。
まず、10月28日(水)に東京都千代田区麹町の弘済会館で、10月29日(木)に大阪市西区土佐堀のYMCA国際文化センターで、それぞれ開催するシンポジウムの内容について検討されました。主な内容(予定)は次の通りです。
東京では、アメリカ盲人協議会(ACB)音声解説プロジェクト担当のジョエル・スナイダー博士による講演、総務省などによる行政報告、パネルディスカッション。
大阪では、ジョエル・スナイダー博士による講演、テレビ放送における解説放送の現状や映画館のバリアフリー化への取り組み紹介などのテーマ発表。
次に、「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」の見直しに向けての対応について検討されました。総務省では、平成30年以降も、指針を改定し継続していくため、平成29年には、改定のための検討が行われる見込み。放送協議会としては、10月に東京で開催するシンポジウムや各団体から出された意見をまとめ、要望することとしました。
また、障害者と災害時の情報保障に関する取り組みについての検討では、年内に被災地視察やヒヤリング、各委員による執筆を行い、年度内を目途に提言書をまとめ、冊子ならびにホームページで公開し、提言書を基に意見交換することが決められました。