新国立第6回ユニバーサルデザインWS開催

2016年8月30日

 8月4日、新国立競技場整備事業大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体事務所(以下「大成JV」)において、「第6回ユニバーサルデザインワークショップ」が開催され、日本盲人会連合からは宮城正理事と三宅隆情報部長が出席しました。

 今回は、第4回・第5回ワークショップで話し合われた内容を基にした資料が示され、各団体が確認・検討を行いました。視覚障害関連では、エレベーターかご内ボタンの点字設置位置、エレベーター・エスカレーターへの誘導、弱視者(ロービジョン)にも配慮したサイン等、トイレへの誘導やトイレ内の誘導についての検討及び補助犬がアクセシブルトイレを使用することの確認を行いました。

 宮城理事からは、トイレ内の誘導について、音声案内とともに待機列との干渉を避け、スムーズな移動を可能にするための誘導ブロック敷設を要望、また、三宅部長からはサインの視認性について、フォント・大きさ・色・表示位置の検証に加え、天候や室内色調で変化する照度も検証項目に加えるよう要望しました。

 今回のワークショップを踏まえ大成JVで詳細を検討し、実施設計が進められることになりました。また、施工期間にもワークショップが開催されモックアップ(実物大の模型)やサンプル等を確認しながら検討及び検証が行われる予定です。