第71回労働政策審議会障害者雇用分科会開催

2016年8月19日

 8月2日、厚生労働省において、第71回労働政策審議会障害者雇用分科会が開催され、日本盲人会連合から竹下義樹会長が出席しました。

 審議した議題は次のとおりです。(1)厚生労働省関係国家戦略特別区域法施行規則の一部を改正する省令案要綱(障害者の雇用の促進等に関する法律の特例関係)について(諮問) (2)2015年度評価及び2016年度目標設定について (3)障害者雇用率制度について。

(1)では、厚生労働大臣から労働政策審議会に対して国家戦略特区におけるLLP(有限責任事業組合)を活用した障害者雇用の特例制度の要件等についての諮問が行われ、厚生労働省案を妥当と認めました。
(2)では、事務局からの施策の実施状況についての説明に対し、竹下会長は、基本的に異論はないとしながらも、「個々の障害種別でみると視覚障害者の就職状況は下がっているが、全体として高い目標値が定められている。個々の障害種別毎に検討しなければ、視覚障害者の場合、全体の目標値に比例して伸びるとは考えられない」と指摘しました。他の委員からも障害種別毎にデータを出して欲しいと要望がありました。
(3)では、平成30年4月から法定雇用率の算定基礎に精神障害者が加えられることについて説明があり、意見交換が行われました。