第69回全国盲人福祉大会青森大会盛会裏に閉幕
5月20日から3日間にわたり、青森市のリンクステーションホール青森において開催された第69回全国盲人福祉大会最終日は、全国から視覚障害者及び関係者約1100人が参加し、盛大に大会式典並びに議事が行われました。
第1部の式典では佐々木秀勝青森県視覚障害者福祉会会長が地元主催者団体を代表して歓迎の挨拶を述べた後、竹下義樹日本盲人会連合会長は主催者挨拶で、「今私たちはまず熊本で苦しんでいる仲間のことを考えなければならない。5年前の東日本大震災の犠牲者は(障害のある人が)一般の人の2倍を超えるという統計にもあるように、災害時において、視覚障害者を含む障害者が極めて危険にさらされることを繰り返し経験してきた。今、熊本では村上芳継会長以下、多くが避難生活をしている。今、私たちは、熊本の仲間を励まして、東日本で復興半ばの仲間を励まし、ともに元の生活あるいは新たな生活が安定するまで、みんなで応援していこう」と呼びかけました。さらに、日盲連顕彰等受賞者に表彰状、感謝状が贈られた後、来賓から祝辞が述べられたほか、多数の関係者から祝電・メッセージが寄せられました。
第2部の大会議事では、平成27年度決議処理報告、平成28年度運動方針(追加項目も含め)を執行部の原案通り全会一致で可決しました。宣言・決議も全会一致で採択されました。
続いて次年度の大会開催地団体を代表して徳島県視覚障害者連合会の久米清美会長が、来年、同県での開催を報告し、挨拶を行いました。最後は、みんなで「リンゴの唄」を唱和し、青森県視覚障害者福祉会の福井宏郷副会長の閉会のことばで三日間にわたる大会の幕を閉じました。