障連協常任協議員会及び協議員総会開催
全国社会福祉協議会(全社協)内に設置されている障害関係団体連絡協議会(障連協)は5月2日、東京都千代田区の全社協ビル会議室において、「平成28年度第1回常任協議員会及び平成28年度第1回協議員総会」を開催しました。総会に先立ち常任協議員会において、松井逸朗会長のご逝去に伴い、橘文也副会長が会長代行に就任することが了承されました。また、協議員の交代も報告され、日本盲人会連合の鈴木孝幸前副会長から藤井貢組織部長に交代したことが了承されました。なお、当日は工藤正一情報部長が代理出席しました。
続いて開かれた平成28年度第1回協議員総会では、「平成27年度事業報告(案)」等について審議され、全て原案通り承認されました。また、平成28年度の研究テーマは「地域での支えあいに関する研究」とすることが決定され、日盲連も協力していくことになりました。
研究の概要は次の通りです。
「障害者権利条約」の批准やそれを受けた「障害者差別解消法」が平成28年4月1日より施行されたことなど、近年、障害者を取り巻く環境や施策が目まぐるしく変化している状況があります。このようななか、ここ10年程度で障害者の地域生活を支える社会環境の整備や支えあいの現状、共生社会の実現理念にもとづく地域実践等がどのように変わってきたか、その課題は何かについて研究を行います。また研究を行う過程で、平成28年熊本地震における経験をふまえ、災害時に必要な支えとはどのようなものかといった視点も併せて検討します。