ユニバーサルデザイン2020連絡会議が開催
3月31日10時から東京・霞ヶ関の中央合同庁舎8号館講堂においてユニバーサルデザイン2020関係府省等連絡会議の「第1回心のバリアフリー分科会」が開催され、日本盲人会連合から鈴木孝幸副会長(役職は3月時)が出席し意見を述べました。
冒頭に事務局長、座長挨拶の後、「心のバリアフリー」の取り組み状況及び検討項目についての発表が行われました。障害者団体からの意見表明では、鈴木副会長から、日盲連としては視覚障害だけにこだわらず、全般的な意見・考え方を提出しているものであり、2020年を過ぎてもレガシー(遺産)として残って行くことを期待する旨の発言がありました。「心のバリアフリー」の、教育の実施(幼・小・中・高)や、促進に向けた大学連携の活用について、基本的な技術や支援などを習得するためのカリキュラム・テキストなどを用意すること、また、社員教育においては当事者が訪問し実施すること、講師については専門的な研修を受けた者が対応することなどを提案しました。
民間事業者等への働きかけでは、接遇対応の改善を行うため、業種別の対応マニュアルなどを整備しておくことが必要であり、これについては、オリンピック・パラリンピック開催に向けて製作される対応マニュアルを活用し、継続的に実施して行くことなどを提案しました。