第2回新国立ユニバーサルデザインWSが開催

2016年4月4日

 3月18日、新国立競技場整備事業大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体事務所において、新国立競技場整備事業「第2回ユニバーサルデザインワークショップ」が開催され、日本盲人会連合からは鈴木孝幸副会長(役職は3月時)が出席しました。
 冒頭、第1回WS終了後に各団体から提出された意見や質問を踏まえたうえで、スケジュールの見直し・確認が行われました。
 その後、担当者から図面を用いたUD設計の予定・方針等の説明があり、視覚障害者の誘導案内に関して、音声案内の設置場所や、縦通路の段鼻の色などについて考えが示されました。
 また、誘導ブロックの凸部の高さについては、日盲連の要望に基づき、屋外5ミリ、屋内2.5ミリで検討を進めていることが確認されました。
 今回、主に取り上げることになっていた座席関連では、鈴木副会長から「シートピッチは、補助犬が席の下に入ることを想定して決めることが望ましい」との指摘があり、また、施工側からは、席番号の点字プレートの表示位置について案が出され、今後検討することとなりました。