NHK番組検討委で「あはき問題」などを要望

2016年2月8日

 1月26日、東京・渋谷のNHK放送センターにおいて、2016年度「視覚障害ナビ・ラジオ」番組検討委員会が開催され、視覚障害関係6団体が参加、日本盲人会連合からは工藤正一情報部長が出席しました。

 席上、番組を制作しているNHK制作局第一制作センター文化・福祉番組部の担当者たちから、2015年度放送の特徴としてラジオとテレビの連動を試みたことや、戦後70年にちなんだ番組を制作したことなどのほか、リスナーからの反響、ホームページへのアクセス件数などが報告され、それらについて各団体が感想・意見を出し合いました。

 続いて、2016年度放送の基本方針として、
(1)最新のニュース、生活支援、中途失明者への情報提供、福祉制度についての解説、音楽や芸術、スポーツなど、当事者の生活を豊かにする情報を、ラジオの機動性を生かしながらスピーディーに伝える
(2)テレビとの連携も、さらに充実させていくことが示され、こちらについても積極的な要望や意見が出されました。

 工藤情報部長は、「視覚障害ナビ・ラジオは多くの視覚障害者にとって、有益な情報源となっている」と評価の上、「あはきをはじめとする就労問題や、中途視覚障害者や高齢者問題など、幅広い問題に積極的に取り組んで欲しい」と希望を伝えました。