JIS原案検討委で「点墨併記」などを要望
2016年2月2日
1月28日、 東京・千代田の公益財団法人共用品推進機構会議室において、「平成27年度第2回アクセシビリティ一般要求事項(操作性)に関わるJIS原案検討委員会」が開催され、アクセシビリティに関する配慮事項について意見が交わされました。
日本盲人会連合からは鈴木孝幸副会長が出席、席上「視覚障害のある人々にとって、点字は情報を得るための有効な手段」とその重要性に触れ「製品に複数の操作ボタンがある場合、その操作ボタンが示す内容が点字でも表記されていると、操作しやすくなるので、点字は適切な位置に表記し、墨字と併記することが望ましい」と意見を述べました。
また、「情報・表示速度」の項目については、「情報を理解し実行に移すための余裕ができるように、個々の情報・表示に間をとることが必要である」とし、さらに「適切な照明があれば操作要素がより見やすくなる」と弱視者への配慮も求めました。