第75回三重県視覚障害者福祉大会開催

2015年12月17日

 社会福祉法人三重県視覚障害者協会、伊勢市視覚障害福祉会主催による「あいふぇすたイン伊勢 第75回三重県視覚障害者福祉大会」10月22日、「伊勢市生涯学習センター」を会場に開催されました。

 参加者は400名を超え、大会宣言、大会決議の採択や自立更生者の表彰、佐治晴夫鈴鹿短期大学名誉学長の講演などが行われました。決議された要望事項の概要は次のとおりです。
1.同行援護が必要な時に利用できるよう、十分なガイドヘルパーの人員と時間数の確保を。
2.歩車分離式信号機には必ず音響装置を付けるとともに、押しボタンにはその位置が分かる音声発生装置を付けること。
3.歩道上の障害物の除去と自転車走行の安全指導の徹底を。
4.災害時要援護者名簿を早期に整備し、個別避難計画の策定と訓練の実施を。
5.災害時支援物資として視覚障害者に必要な白杖、音声時計、携帯ラジオなどを視覚障害者支援センターに備蓄すること。
6.県内の全市町で視覚障害者生活訓練等指導員による生活訓練と歩行訓練の制度化を。
7.安心して入院生活が送れるよう、視覚障害者の特性をよく理解したケアの徹底を。
8.補装具・日常生活用具について、当事者の生活実態にあった支給決定をすること。
9.あはき業の無資格者対策を進めること。
10.障害があってもなくてもだれもが暮らしやすい県民条例の早期制定を。
11.視覚障害者スポーツ振興のために指導員・支援者等の増強と練習場所の確保を。