ボディーソープ容器識別化に関する感謝状贈呈

2015年10月19日

 10月7日、日本盲人会連合はボディーソープの容器において、その側面か上部、又はその両方に「直線状の凸線の印」を配置することでシャンプーやリンスの容器との識別が視覚障害者にも容易におこなえる商品が流通しはじめたことを受け、そのボディーソープ容器の識別化に尽力をされた日本化粧品工業連合会山本順二専務理事に対して、竹下義樹日盲連会長より感謝状を贈呈しました。

 ボディーソープの容器については、かねてより視覚障害者から、シャンプーやリンスの容器と識別がしづらいという意見があり、改善を求める声がありました。その声を受け、日本国内における化粧品の製造販売業者等の連合体である日本化粧品工業連合会は、会員企業との調整を行い、指で触って分かるようにボディーソープの容器に「直線状の凸線の印」を配置することを推進、2014年には日本工業規格(JIS)に採用され、この容器の導入、普及に尽力しました。

 これに対し、竹下会長は「困難であったボディーソープの識別が容易になった事は大変嬉しいことで、視覚障害者の日常生活の維持と更なる生活の向上を与えてくれた」と謝意を表しました。さらに、「この試みをきっかけに他の商品等においても視覚障害者が識別出来る仕組みや工夫が施されるように影響が広がって欲しい」と感想を述べました。