障害者放送協議会総会開催

2015年6月30日

 障害者放送協議会(代表・竹下義樹日本盲人会連合会長)の平成27年度第1回総会が、6月18日、東京・新宿区の戸山サンライズで開かれ、(1)平成26年度事業報告および決算報告、(2)平成27年度事業計画および予算、(3)副代表の選任についての議案を審議しました。

 冒頭の挨拶で竹下代表は、「障害の種別を超えて、3つの専門委員会(著作権委員会、放送・通信バリアフリー委員会、災害時情報保障委員会)を中心に活動し、それぞれ大きな役割を果たしてきた。昨年、障害者権利条約が批准され、来年4月から障害者差別解消法が施行されることを考えると、今は重要な時期である。国の作業としても、障害者差別解消法に基づく基本方針が決まり、今まさに各省庁におけるガイドライン作りが佳境に入っている。この時期に放送協議会が今一度重要な役割を果たすことが期待されている」と述べました。
 その後、事務局及び各委員長からの報告と議論が行われ、議事は原案のとおり承認され、松井亮輔氏(日本障害者リハビリテーション協会副会長)が副代表に選任されました。

 議事終了後の意見交換では、前半での各委員長の情勢報告と議論を踏まえて、竹下代表は、「最近の国の変化の激しさに対しても適切に対応し、情報アクセシビリティーが当事者の視点で進むようにしなければならない。そのためにも、然るべき時に、幹事会を開き、時宜にかなった動きがとれるような議論をしていきたい」と述べました。

 なお、日本盲人会連合からは、及川清隆副会長、工藤正一情報部長が出席しました。