毎日子供新聞が視覚障害者と紙幣について取材
2015年5月25日
5月18日、日本盲人会連合に毎日子供新聞の取材があり、鈴木孝幸副会長が対応を行いました。取材内容は、毎日新聞が子供向けに出している新聞の中で、質問に答えるコーナーにおいて、視覚障害者がどのように紙幣を見分けているのかという質問に対する回答です。
記者は財務省などでの取材において、紙幣の識別マークがあることで見分けられるという点に疑問を抱き、自身が目隠しをしてわかるかどうかの実験を通じて、当事者はどうしているか、質問のため来館しました。鈴木副会長は識別マークでわかる人は少なく、昨年5月に5000円が改札されていて「ホログラム」が大きくなっていくらかわかるようになったが、基本的には、ユーロ紙幣のように、お札の色や大きさなどをわかりやすくすることが必要で、日盲連としても要望しているところであることを伝えました。
更に、視覚障害者は、いろいろな工夫をして対応しており、財布にしまうときに折り方を変えたり、財布の中に間仕切りをしたり、紙幣識別用のカードなどを利用していること、最近では音声で紙幣を識別できるアプリや財布などが出てきていることなどを紹介しました。