社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合

　日本盲人福祉委員会視覚障害者選挙情報支援プロジェクトの三媒体事務局会議が３月２３日、東京・西早稲田の日盲福祉センターで開かれ、昨年末の第４７回衆議院選挙の総括を行いました。高橋秀治点字版部会長（日本盲人社会福祉施設協議会理事長）、高橋秀夫音声版部会長（同常務理事）、大橋由昌音声コード付き拡大文字版部会長（日本盲人会連合情報部長）をはじめ、１４人の委員及び事務担当者が参加し、各媒体の制作実績や問題点などを話し合いました。

　席上、各政党からの素早い原稿入手が難しい現状なので、総務省へプロジェクトとして、積極的に働きかけて行くことを確認しました。その他、今後の課題としてあげられたのは、次の通りです。
（１）選管から示される有権者名簿が不正確で、あて先不明で返送されるケースがあり、正しい名簿の再編成と、有権者に音声版を送る際、テープ版かデイジー版かの希望を再確認してもらうよう、総務省へ要望する。
（２）ある視覚障害者団体が、一般ＣＤの音声版を要求したため、一般業者の参入で、質の担保が難しくなったことから、選挙公報の音声版は、カセットテープあるいはデイジーに統一するよう、総務省へ働きかける。
（３）来年度の参議院選挙に加え、総選挙とのダブル選挙になる可能性があるので、その対応について討議したが、三媒体ともかなり厳しい状況になることが判明した。