第49回日盲連関東ブロック大会開催
日盲連関東ブロック協議会及びさいたま市視覚障害者福祉協会(長根清平会長)主催、第49回日本盲人会連合関東ブロック協議会「さいたま市大会」が、2月27、28の両日、さいたま市のラフレさいたまで開かれました。会員330名、地元ボランティア50余名の参加者を集め、盛会のうちに終了しました。大会で決議された要望事項の概要は次の通りです。
(1)入院時にホームヘルパーが利用できるよう、制度改善
(2)白杖や盲導犬について、自動車運転免許更新講習時の内容に盛り込み、運転者の理解が促進するよう指導の徹底
(3)65歳以上の人の福祉制度において、介護保険のサービスと障害福祉サービスの使い分けができることを、関係職員に周知徹底
(4)質の高いガイドヘルパーの計画的な養成、自由な外出を促進する移動支援と同行援護事業の一層の充実
(5)高速道路料金の減額を、障害者の同乗するすべての車両に拡大
(6)鉄道・交通機関の障害者割引の対象範囲の拡大
(7)缶詰の品名や賞味期限、詰め替え用商品の品名が分かる点字表示化
(8)歩道と自転車道の分離及び自転車運転者のマナー向上対策の推進
(9)鉄道運賃支払カードで、障害者と介護者が同時に使用できるシステムを要望
(10)自転車の無謀運転を厳しく取り締まり、交通ルールの徹底指導
(11)あはき業の健全な発展を阻害するカイロ整体など無資格類似行為者の取り締まりの強化
(12)中途視覚障害者の職場復帰促進のため、民間企業においても各種リハビリテーションが受けられるよう制度化し、民間事業者に財政的支援を行うよう要望
(13)視覚障害者の安全歩行のため道路の整備・点字ブロック・音声信号・エスコートゾーンなどの普及策を要望
(14)緊急放送の字幕の音声化、解説放送の推進
(15)災害などの緊急時に備えての避難対策の強化
(16)社会に潜む危険から視覚障害者の生活が脅かされないよう安心できる環境作り
以上です。