観覧席を有する施設の建築設計委の初会合

2014年12月24日

 「劇場、競技場等の客席・観覧席を有する施設の建築設計のあり方に関する第1回検討委員会」が、12月15日に国土交通省合同庁舎3号館10階共用会議室で開かれました。

 委員長の髙橋儀平(たかはしぎへい)東洋大学ライフデザイン学部教授のあいさつに続き、事務局から「劇場、競技場等の客席・観覧席を有する施設における高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計のあり方に係る参考資料の作成について」や、「事例調査報告」などの説明後、意見交換を行いました。2020年のオリンピック・パラリンピックに向けたインフラ整備に加えた競技場などの環境整備を目的とする委員会だけに、各国の客席・観覧席に関する基準の整理(概要)の報告もありました。

 参加した障害者団体は、全国手をつなぐ育成会連合会・日本身体障害者団体連合会・日本発達障害ネットワーク・全国脊髄損傷者連合会・全日本ろうあ連盟・DPI日本会議などです。日本盲人会連合からは、大橋由昌情報部長が出席し、誘導ブロックの設置や、音声ガイドの充実に加え、人的サポートの必要性も訴えました。