第4回あはき等法推進協が四谷で開催

2014年9月25日

 あはき等法推進協議会(代表・杉田久雄全日本鍼灸マッサージ師会会長)の平成2
6年度第4回会合が9月19日、東京・四谷の全鍼師会会館で開かれ、日本盲人会連
合の竹下義樹会長、同あはき協議会の小川幹雄会長、須藤平八郎委員、日本あん摩
マッサージ指圧師会の時任基清会長、笹原稔副会長、野本矩通理事など、加盟団体を
代表する委員が出席しました。席上、報告・協議された主な事項は次の通りです。

 (1)医道審議会あはき部会(非公開)では長崎県のあん摩マッサージ指圧師養成
課程は非承認となった

 (2)9月17日、鍼灸マッサージを考える国会議員の会(井吹文明会長、以下、
議連)小委員会が開かれ、衛藤晟一、古川俊治、田村憲久、福岡資麿の各国会議員の
他、厚生労働省(以下、厚労省)から医政局医事課、老健局介護保険課、保険局医療
課の代表、鍼灸マッサージ保険推進協議会(代表・仲野彌和日本鍼灸師会会長、以
下、保険推進協)4団体会長ら関係者が出席した。
 「無資格違法類似業者と差別化の為、携帯式『免許資格証明カード』を作成せよ」
「特養等機能訓練指導員の基礎資格に鍼灸師を加えよ」「施術所窓口で自己負担金を
支払うだけで施術を受けられるようにせよ」「継続的、計画的に施術し得る『訪問施
術制度』を創設せよ」などの要望について厚労省側の回答を受け、協議した

 (3)いわゆる「ベビーマッサージ」で事故が多発しているが、報道されているの
は氷山の一角であり、積極的に県警本部等と連絡を取りながら摘発、啓発運動を行な
うべし。これについて推進協として、あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師等に関
する法律(以下、法)第1条で処罰すべきか、業務上過失致死罪で処罰すべきかな
ど、検討した上、適切に運動する。この件については、各団体が次回迄に検討し、考
えを持ち寄る

 (4)大阪府岸和田市の鍼灸学校が夜間部、週3回の授業で受験資格を得られる問
題では、学校協会、理教連が文科省、厚労省と折衝中

 (5)法の問題点を洗い出し、どう改正するかなどは今後、引き続き協議する。
 この件は今後もこの会で協議を続け、問題点を洗い出した後、作業部会等に諮問
し、答申を受ける。

 次回会合は10月31日(金)の予定です。