オリパラに向けた施設整備始まる

2014年9月24日

 新国立競技場のユニバーサルデザインに関するヒアリングが9月19日、東京秩父宮ラグビー場に隣接した日本スポーツ振興センターで開かれ、「障がい者団体ヒアリング」の第1回として、全国精神保健福祉会連合会・全日本ろうあ連盟・日本盲人会連合の3団体から意見を聞きました。

 ろうあ連盟からは、スタート時の号砲だけでなく、フラッシュなどの光を使って聞こえない人にもわかるようにして欲しい、といった要望が出されました。日盲連からは大橋由昌情報部長が出席し、「広く意見を募集したが、弱視者からしか反応がなく、これは全盲者があまり競技場に行かないことを意味している。かつて全盲には無縁だった映画鑑賞が、音声解説を付けるようになってから愛好者が激増している現実を踏まえ、大きな競技大会などには実況放送を付けるよう、ソフト面の充実も検討してほしい」などと要望しました。なお、障がい者団体ヒアリングは、あと2回、日身連やDPIなどから意見を聞くほか、障がい者スポーツ関係団体へのヒアリングも予定しています。