国交省がホームドアの数値目標を明言
国土交通省総合政策局安心生活政策課による平成26年度「第1回全国バリアフリーネットワーク会議」が、8月28日に中央合同庁舎3号館で開かれ、山下幸男安心生活政策課長や、座長の秋山哲男中央大学研究開発機構教授などのあいさつの後、(1)バリアフリー施策の課題と取り組みの現状、(2)障害者差別解消法施行に向けた状況、(3)2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けての動き、(4)意見交換の順に議事を行いました。
(3)のオリパラに関連して、「視覚障害者団体からの要望が高い鉄道駅及び1日当たりの平均利用者数が10万人以上の鉄道駅について、『移動等円滑化の促進に関する基本方針』に則り、ホームドア又は内方線付きJIS規格化点状ブロックによる転落防止設備の優先的な整備を行う」と配布資料に明記。
さらに、ホームドアの設置数が、2013年度には583駅だったのを、2020年度には800駅まで増やす、と具体的な数値目標を明言しました。
日本盲人会連合の大橋由昌情報部長は、弱視者の安全性を配慮した駅の表示や明るさの調査などの取り組みを評価したうえで、「ホーム転落事故0へ」の啓発ポスターの評判がよく再度実施するよう要望しました。