屋内用誘導ブロック第4回検討会を開催
8月25日、東京・西早稲田の日本盲人福祉センターにおいて、日本盲人会連合事業部主催の「屋内用誘導ブロック第4回検討会」を開催しました。今回も第2回・第3回と同様、当事者と事業者の合同会議となりました。また、第3回からは、国土交通省並びに日本福祉のまちづくり学会の中央大学秋山哲男教授、慶應大学中野泰志教授ら学識経験者も含めて開催しました。
今回で最終回となる会議では、今までのまとめに対する今後の方向性などが話し合われました。
現在屋外で使用されている「視覚障害者用誘導ブロック」については、JIS規格により、一定の内容が担保されていますが、屋内用のブロックには規格が設定されていません。
また、2020年のオリンピック・パラリンピックまでに各地でいろいろなブロックが出てこないようにするため、基本としてJIS規格で対応しますが、病院・老人保健施設などにおいては、特例として高さが2.5mmの第3のブロックを使用しても良いのではないかとの結論に達しました。
ただし、あくまでも階段やスロープの部分についての警告ブロックの高さはJISの5mmを厳守すること。今回は一定の結論が出ましたが、今後はJIS改訂の時までにさまざまな調査を行いJISに追加する基準を定めることを目的として、関係者が継続的に開催することなどを確認しました。