あはき等法推進協第3回会合が四谷で
いわゆる7団体、あはき等法推進協議会(代表・杉田久雄全日本鍼灸マッサージ師会会長)の平成26年度第3回会合が8月21日、東京・四谷の全鍼師会会館で開かれ、日本盲人会連合から竹下義樹会長、同あはき協議会の小川幹雄会長、日本あん摩マッサージ指圧師会の時任基清会長、笹原稔副会長、野本矩通理事など、加盟団体を代表する委員が出席しました。
席上、報告・協議された主な事項は、
(1)鍼灸マッサージグランプリと称する会合が墨田区の江戸東京博物館ホールで開かれ、審査員特別賞には、埼玉県さいたま市の健友治療院が選ばれた
(2)厚労省保険局医療課の竹林室長が他へ転出し、新室長が赴任したので、日本鍼灸師会の仲野彌和会長、全鍼師会の杉田会長が挨拶に行って来た
(3)都道府県間の医療費バラツキは、高知県は千葉県の1.6倍などがある。バラツキは鍼灸マッサージだけでは無い
(4)都道府県、市町村間では、同意書の取り易さにもバラツキがある
(5)9月5日に、医道審議会あはき分科会が持たれ、長崎県のあん摩マッサージ指圧学校設置が審議されるが、これに、日マ会代表が入っておらず、療術協会代表が出席していることは不合理であり、改善を運動中
(6)混合診療禁止緩和が問題化しているが、内容は、高額所得者の負担を大きくし、それを低所得者にまわすもの
(7)「医療」とは何かについて「商人が行う行為を商行為という」。従って医師がコメディカルを使って行う全ての行為が「医行為」となる
(8)「医療」とは医的侵襲を行うことで、鍼灸を医師が行えば明らかに「医療行為」であり、我々は医師の医行為独占一部解除であるから「医療」の一部とも言える
(9)あはき法には法の目的規定や定義規定が無いので、しかるべく法改正運動が必要だ
(10)あはき法の本質論は今後とも協議を続ける
などでした。
次回会合は9月19日(金)の予定。