読書バリアフリー法を求めて意見交換
2014年6月30日
国際的な障害者のアクセス権と著作権の調和をはかるマラケシュ条約批准に向けた国内法整備の一環としての「読書バリアフリー法」の制定を求めて、6月23日に東京・神保町のDPI事務局で打ち合わせ会が開かれました。
参加者は、DPI日本会議の佐藤聡事務局長(新)、事務局の奥山幸博氏・田丸敬一朗氏、弱視者問題研究会の教育担当宇野和博氏、日本盲人会連合の大橋由昌情報部長。
3団体による初めての会合で、これまでの読書バリアフリー法を実現する会の運動経緯を宇野氏から報告。
我が国がマラケシュ条約を批准すれば、点字、大活字以外にも、テキストおよびマルチメディアデイジーなどにより、視覚障害者に加えてページをめくれない障害者やディスレクシアなどのプリントディスアビリティにも読書の機会が広がるため、車椅子使用者の会員が多いDPI日本会議との連携を模索して話し合いがもたれました。
今後、シンポジウムや勉強会を企画して、条約の趣旨を広く伝える一方、国会議員への働きかけを共同して行っていくことを確認しました。