NHK「盲人の時間」50周年祝賀会

2014年4月14日

 1964(昭和39)年からNHK第2放送で「盲人の時間」の名でオンエアーされてから、現在の「聞いて聞かせて ブラインド・ロービジョン・ネット」に続く長寿番組が、50周年を迎えることを祝い、4月8日東京のグランドヒル市ヶ谷で「祝賀会」が開かれた。本間昭雄聖明園理事長をはじめ、視覚障害者向けの専門番組として世界に類を見ない番組から、貴重な情報を得て生活のひとつの糧としたリスナーなど、関係者120人がその業績をたたえて参集した。

 笹川吉彦東京都盲人福祉協会会長の乾杯の発声のあと、四半世紀もディレクターとして制作にあたった川野楠己氏が、番組で取り上げた盲先覚者の思い出などを中心に、番組表から時系列的に語った。
 続いて、かつての出演者たちにマイクが回され、田中徹二日本点字図書館理事長、高橋秀治日本盲人社会福祉施設協議会理事長、堀越喜晴明治大学・立教大学講師、立花明彦静岡県立大学短期大学部准教授、大橋由昌日本盲人会連合情報部長など、懐かしい声が聞かれた。
 また、司会を務めた山田誠浩アナウンサーのほか、青木裕子さんや柴田優子さん、広瀬修子さんら、往年のアナウンサーも駈け付けていた。

 なお、この4月から、番組名が「聞いて聞かせて 視覚障害ナビ・ラジオ」に変更される。