障害者権利条約批准記念フォーラム開催

2014年3月17日

 国連障害者の権利条約推進議員連盟(高村正彦会長)、及び日本障害フォーラム(JDF)主催による『障がい者の権利条約批准記念特別フォーラム』が、3月10日、衆議院第1議員会館多目的ホールで開かれ、400名近い障害者ら関係者が参集した。

 第1部「国連障害者の権利条約推進議員連盟総会」で挨拶に立った高村会長は、「批准はもっと早くする予定でしたが、障害者の皆様から国内法の整備をしっかり行ってから、仏作って魂を入れずにならないよう、という強い要望を受けて、ようやくこの2月20日に141番目の締約国として正式に批准する運びとなりました」とこの間の経過報告を述べた。

 第2部ではパネルディスカッション「批准への期待と課題」と題し、尾上浩二JDF条約小委員長(DPI日本会議事務局長)をコーディネータに、パネリストの森祐司JDF政策委員長(日本身体障害者団体連合会常務理事)、久松三二JDF幹事会副議長(全日本ろうあ連盟事務局長)、藤堂栄子氏(日本発達障害ネットワーク)、三宅祐子氏(福祉新聞編集部次長)がそれぞれの意見を述べた。

 障害者団体がそろって批准のための要望をしてきた背景もあり、各団体の中心的なメンバーが顔をそろえ、日本盲人会連合からも笹川吉彦東京都盲人福祉協会会長をはじめ、14名が参加した。