愛盲時報 令和7年7月25日(金)第287号 目次  1.第78回全国視覚障害者福祉大会 ふさの国 千葉で開催  2.「点字考案200年 視覚障害者の世界を体験する」大阪・関西万博にて開催  3.東京都専門点訳奉仕員養成講習会受講者募集  4.ご寄付のお願いについて  5.奥付  *見出しの頭には「--(半角で2つ)」の記号が挿入されているので、検索機能を使って頭出しをする際にご利用下さい。  また検索の際、目次でご紹介した数字を続けて半角で入力すると、その項目に直接移動することができます。  (例)1をご希望のときは、「--1(すべて半角)」と入力。 (以下、本文) --1.第78回全国視覚障害者福祉大会 ふさの国 千葉で開催 【写真】日本視覚障害者団体連合 全国視覚障害者福祉大会の模様 今年も対面開催  日本視覚障害者団体連合(以下、日視連)と千葉県視覚障害者福祉協会主催による第78回全国視覚障害者福祉大会(千葉大会)が、千葉県千葉市のTKP東京ベイ幕張ホールを会場に5月25日から5月26日まで開催されました。今大会も2日間をとおして全国から多くの視覚障害当事者の参加がありました。 多様な見え方の人のためのシンポジウム開催  1日目には、シンポジウム「多様な見え方の人が集い、共に幸せに暮らすために」が開催されました。  日視連の片岡美佐子(かたおかみさこ)副会長の司会の下、淑徳(しゅくとく)大学総合福祉学部教育福祉学科の青木隆一(あおきりゅういち)教授をコーディネーターとして、千葉県視覚障害者福祉協会の川崎弘(かわさきひろし) 常務理事及び本多裕二(ほんだゆうじ)氏、奈良県視覚障害者福祉協会の秋國志尚(あきくにゆきたか)副会長、カラーユニバーサルデザイン機構の平原奏任(ひらはらそにと)氏、日視連・弱視部会の岸本将志(きしもとまさし)部会長及び小池恭子(こいけきょうこ)副部会長の6名のシンポジストが発言しディスカッションを行いました。  まず、シンポジストそれぞれが自らの見え方などの自己紹介、困りごとや工夫していること、多様な見え方の人が幸せな生活が送れるように日視連に望むことなどを発言し、次いで、青木教授のコーディネートにより様々な角度からディスカッションが行われました。その内容は多岐にわたりますが、主なポイントを列記すると次のとおりです。 @視力・視野・色覚・眼球使用困難症などの状況により見え方は多様。しかし、それを周囲に理解してもらうことが難しく不便や不安をかかえる。まずは多様な見え方があることを広く周知するためアピールすべき。周知は障害当事者同士がつながるきっかけにもなる。 A自らの見え方を的確に認識することが大事。そのためには早期の適切な医療的診断を受けられるようにする。そして、それを踏まえた日常生活・学校生活・職業生活の質の維持につなげられるよう支援体制を整える。 B見え方に関わる不便や不安をかかえたままの期間が長期にわたることがある。そうならないようにするには気持ちに寄り添った相談や同じ困難をかかえる当事者との交流が有効。気持ちに寄り添った相談として歩行訓練士との出会いが有効との声があった。 C見え方によって障害者手帳を取得できず、そのため福祉支援策を利用できなかったり、手帳を取っても障害等級が軽度のため福祉支援策を利用できない。障害者手帳制度の見直しが必要。 D買い物・飲食店・各種券売機等でタッチパネルが多用されており操作が難しい。社会的な環境のバリアフリー化が必要。  日視連に望むこととしては、相談体制の強化、多様な見え方に関わる情報発信の強化、障害者手帳や障害福祉支援策の見直しに関する提言、早期の色覚検査と多様な見え方に向き合う意識を学校教育に求めていく働きかけ、自らの権利擁護や周囲への働きかけの仕方に関する助言・啓発等があげられました。  こうしたディスカッションを受けて、日視連の竹下義樹(たけしたよしき)会長は、総括として、日本盲人会連合から日本視覚障害者団体連合に改称した意義に触れつつ、相談体制の強化を含めロービジョンの課題への取り組みを進めており今後も強化していくこと、また、合理的配慮の提供は個々人の困難への支援であって、多様な見え方への支援の手がかりになるものであることから、今後も広く実施されるよう求めていくこと等を述べました。  最後に、日視連・弱視部会の岸本部会長がディスカッションであげられた現状と課題に言及しながら、主体的に考えて政策を提案し、共生社会の実現をめざすとの宣言を行って閉会となりました。 多様な見え方の人が集い、共に幸せに暮らすために 宣言  視覚障害は、視力や視野の程度によって定義されているが、日本の法制度ではその認定基準が諸外国と比べて厳しく、「見えにくさ」が原因で日常生活や社会参加に困難を抱えていても、福祉サービスの対象とならない人々が多く存在する。身体障害者手帳の交付を受けている視覚障害者は約31万人にとどまる一方、諸外国の基準を用いて2009年に日本眼科医会が出した推計では、日本国内には約164万人の視覚障害者が存在するとされている。こうした「見えにくい人々」は、視力や視野の障害が認定基準に届かない場合が多く、制度の狭間に置かれている。さらに、色覚多様性や眼球使用困難症といった、視覚に関する別の困難を抱える人々も、現行制度では十分に把握されず、必要な支援に繋がっていないのが現状である。しかしながら、これまでの施策や要望活動は、主に手帳所持者を対象としており、このような多様な見え方を持つ人々の実態が十分に反映されてこなかった。  しかし、教育・就労・生活のあらゆる場面において、手帳の有無にかかわらず、多様な見え方を持つ人々が困難に直面していることは明らかである。しかも多くの人が、自ら工夫しながら生活を送っているのが現状である。  本連合が実施した日常生活用具に関する調査では、医療機関から福祉の支援に繋がるまでに5年以上を要した人が25%に上るなど、早期支援への接続に深刻な課題が存在している。  教育の現場では、色覚検査の廃止により、自身の見え方の特性に気づかずに不適切な評価を受けたり、色分けによる情報提供が伝わらないことが理解されずに学習の妨げとなることがある。体育や理科実験などへの参加にも支障が生じている。  生活面では、タッチパネル機器の普及が進む一方で、明るさや色の感受性に困難を抱える人々にとっては使いにくく、日常生活の利便性が損なわれている。  障害福祉サービスにおいても、眼球使用困難症の人が同行援護を受けられなかったり、中等度・軽度のロービジョン者が必要とする日常生活用具の給付を受けられないなど、制度の隙間に取り残されている人々が多く存在している。  私たちは、まず眼科医療から福祉や教育への円滑な橋渡しを実現する体制の構築を、関係機関と連携しながら強く求めていく必要がある。また、多様な見え方を持つ人々が、相互に理解を深め、現状やニーズを共有する機会を広げていかなければならない。  さらに、集約された課題と要望を基に、私たち自身が主体的に考え、関係機関に必要な対策を提案・要請していくことで、全ての「見えにくさ」を抱える人々の生活の質(QOL)を向上させ、誰もが共に生きることのできる共生社会の実現を目指す。  私たちはここに、全ての多様な見え方を持つ人々が、身体的・精神的・社会的に満たされた持続的な幸福感(ウェルビーイング)を実感できる社会の実現を強く願い、その実現に向けて行動することを宣言する。 令和7年5月25日 第78回全国視覚障害者福祉大会(千葉大会) 令和7年度 第1回全国団体長会議 開催  令和7年度第1回全国団体長会議では、橋井正喜(はしいまさき)日視連副会長の司会、今野正隆(こんのまさたか)千葉県視覚障害者福祉協会会長と宇和野康弘(うわのやすひろ)宮城県視覚障害者福祉協会理事長の議事進行の下、令和7年度の運動方針(案)及び団体提出議案について議論が行われました。運動方針(案)の要点として日視連の竹下義樹(たけしたよしき)会長は、次のことを説明しました。はじめに、制度作りに向けた課題は、主に以下の3つを挙げました。 1.社会の変化に対応した視覚障害者の社会参加を確保するための取り組み:制度等が設定されてから改善を求めるのでなく事前に在るべき基準を設けるよう働きかける。 2.障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法を個別にではなくあらゆる分野に反映させるよう議論を展開する。 3.視覚障害者の範囲を見直す:色覚や眼球使用困難症も視野に入れ、困難を抱える人たちが福祉支援策を受けられるよう障害者手帳の在り方を見直す。  続いて個別課題については、次の9つを挙げました。 1.情報保障:点字考案200周年の仕上げを行う(点字の市民権を得るための取り組み)。また、放送分野におけるアクセシビリティの確保がなかなか進まない現状だが引き続き要求していく。 2.外出保障:無人駅問題、鉄道の利便性と安全の確保、安全安心にナビシステムを利用するための取り組み(歩きスマホとの違いやトラブル発生時の対処に関するマニュアルづくり)、中山間地域における移動の確保に向けた取り組み、同行援護のガイドヘルパーが車を運転する時間も報酬対象にする等を目指す取り組み(施設入所者の利用、地域格差の是正も)。 3.教育:インクルーシブ教育充実に向けた取り組み(将来ビジョン推進委員会においてインクルーシブ教育推進懇談会を設置して「インクルーシブ教育に関する指針」の作成を国等に求める)。 4.あはき:あはきと理療科教育の未来を考える懇談会の報告書を取りまとめ、それに基づく取り組みを行う。また、就労移行支援事業所を立ち上げる。 5.一般就労:重度障害者等就労支援特別事業の事例集の作成と拡大に向けた取り組み、視覚障害公務員の就労支援の確立に向けた取り組み、雇用の質の確立に向けた取り組み。 6.相談支援:日本版ECLO(エクロ)(視覚障害リンクワーカー)の確立に向けた取り組み、日視連の総合相談室の安定化(財政基盤、相談員の人材育成)。 7.災害対策:災害時における視覚障害当事者団体の連携強化に向けた取り組み(日本盲人福祉委員会等との連携)、個別避難計画を全国で制定させることを目指した取り組み(視覚障害者が取り残されることのないように)。 8.所得保障:障害年金制度の改革に向けた取り組み (基礎年金の底上げ等)。 9.障害福祉サービス:日常生活用具・補装具の基準額増額に向けた取り組み、地域生活支援事業の予算確保に向けた取り組み(地域格差是正等)。  これに関連して参加者から次のような意見・質問がありました。 1.インクルーシブ教育については国連障害者権利委員会から日本政府に対して勧告が出されており、今後進めなければならないが、単に学習の場を共有すれば良いというものではない。教科書等の点訳や専門性のある教員の養成にかかわる体制が十分とはいえない現状にあり、整備・充実が必要。その一方で、好事例といえる教育委員会の取り組みがある。的確な現状分析 に基づいて取り組みを展開してほしい。 2.あはきの今後については「あはきと理療科教育の未来を考える懇談会」が報告書の取りまとめを行っており、文案を読んだがかなり踏み込んだ内容になっている。早期に正式の報告書を公開し、日視連として議論を深めてほしい。 3.新たに始める就労移行支援事業について、日視連の近隣には、就労継続支援B型事業所があるが、そうした中で安定した運営について不安がないのかどうか。理事会でそうした議論が行われなかったかを質問したい。  これに対して竹下会長は、インクルーシブ教育、あはきと理療科教育の懇談会については意見を踏まえて取り組みたいこと、3点目については、日視連が行う就労移行支援事業は、あはきに特化したものであり、就職をめざした学校卒業後の研修という位置づけであるので、理事会で近隣の施設との関係についての議論はなかったことを説明しました。  続く団体提出議案に関しては、直前に行われた生活、バリアフリー、職業の3つの分科会について各分科会の座長より報告が行われ、その後の質疑において特に質問・意見はありませんでした。  最後に事務連絡として、能登半島地震被災視覚障害者支援のための義援金として、合計1854万円余りがよせられ、被災視覚障害者に配布されたことが感謝とともに報告されました。  また、人権啓発講演会講師の養成についてアンケート結果と前回の団体長会議で出された意見を整理してマニュアルを作成し、講師の養成講習会を8月9日に行うことが報告されました。 式典は今年もライブ配信  2日目(5月26日)には、来場者に加えてYouTube配信の視聴者を交えて大会式典及び大会議事が開催されました。  第1部の大会式典では、千葉県視覚障害者福祉協会の仲野明治(なかのあきはる)副会長の開会宣言、国家・会歌斉唱、黙祷の後、千葉県視覚障害者福祉協会の今野正隆(こんのまさたか)会長から歓迎の挨拶が述べられました。  次に、日視連の竹下義樹(たけしたよしき)会長は主催者挨拶として、全国視覚障害者福祉大会が新型コロナウイルス流行前の規模に戻り、全国から多くの会員が参加できるようになったことの喜びと感謝を述べた上で、大会の開催に向けてご尽力された千葉県視覚障害者福祉協会をはじめ多くの方々に感謝の意を表しました。  また、駅の無人化やタッチパネル等、デジタル化の進展により視覚障害者が取り残されている現状について触れ、変化する社会のなかで私たちが歩んでいける社会を築く為、声を1つにして国に訴え、私たち自身もどのような努力をするのか考えたいと主張しました。その後、日視連顕彰表彰式が行われました。  続いて、熊谷俊人(くまがいとしひと)千葉県知事の来賓祝辞、神谷俊一(かみやしゅんいち)千葉市長、福岡資麿(ふくおかたかまろ)厚生労働大臣、あべ俊子(としこ)文部科学大臣、中野洋昌(なかのひろまさ)国土交通大臣の祝辞代読、来賓紹介の後、衛藤晟一(えとうせいいち)参議院議員並びに日視連顧問の祝電が披露されました。  第2部の大会議事では、片岡美佐子(かたおかみさこ)日視連副会長の司会、吉松政春(よしまつまさはる)日視連副会長、今野正隆(こんのまさたか)千葉県視覚障害者福祉協会会長議事の進行の下、令和6年度決議処理報告、令和7年度運動方針を執行部の原案通り全会一致で可決。続いて宣言・決議も全会一致で採択されました。  さらに、次年度の第79回大会開催地団体を代表して、宮城県視覚障害者福祉協会の宇和野康弘(うわのやすひろ)理事長から挨拶があり、来年6月7日と6月8日に仙台市で開催することが報告されました。  最後に、千葉県視覚障害者福祉協会会員活動推進委員会副委員長の須合俊子(すごうとしこ)氏から閉会が宣言され、拍手の中、来場者とオンライン視聴者を交えた2日間にわたる大会が幕を閉じました。 日視連顕彰被表彰者(敬称略・順不同でご紹介します) 【礎賞】組織功労  小松伸久(こまつのぶひさ)(宮城県) 安田庄内(やすだしょうない)(富山県) 柳鉄志(やなぎてつし)(石川県) 田中伸明(たなかのぶあき)(名古屋市) 林正巳(はやしまさみ)(日視連・東京都) 【青い鳥賞】福祉・文化功労 鳥羽晶幸(とりばまさゆき)(札幌市) 竹内昌彦(たけうちまさひこ)(岡山県) 【光の泉賞】内助等功労 橋正文(たかはしまさふみ)(北海道ブロック・札幌市) 望月厚男(もちづきあつお)(東北ブロック・宮城県) 川野早苗(かわのさなえ)(関東ブロック・千葉県) 吉田一枝(よしだかずえ)(北信越ブロック・新潟県) 伊藤弘子(いとうひろこ)(東海ブロック・静岡県) 林(はやし)はるみ(近畿ブロック・大阪府) 豊嶋和美(てしまかずみ)(近畿ブロック・神戸市) 吉村洋子(よしむらようこ)(中国ブロック・山口県) 尾崎綾(おさきあや)(四国ブロック・愛媛県) 明治良子(めいじりょうこ)(九州ブロック・福岡市) 【永年勤続表彰】 木村幸平(きむらこうへい)(日視連・東京都) 中屋敷綾(なかやしきあや)(日視連・東京都) 【感謝状】 衛藤晟一(えとうせいいち)(日視連顧問・参議院議員) 「声(こえ)の花束(はなたば)」実行委員会(じっこういいんかい)  社会福祉法人(しゃかいふくしほうじん) 千葉県視覚障害者福祉協会(ちばけんしかくしょうがいしゃふくしきょうかい)(第78回全国視覚障害者福祉大会開催) --2.「点字考案200年 視覚障害者の世界を体験する」大阪・関西万博にて開催 毎日新聞社と視覚障害を巡る社会課題の解決を目指す非営利の共同事業体であるビジョン・コンソーシアムが主催する「点字考案200年 視覚障害者の世界を体験する」が大阪・関西万博ギャラリーWESTを会場に、4月19日(土)から4月24日(木)まで6日間に渡り開催されました。毎日新聞が1922年から発行する点字紙「点字毎日」の歩みを伝えるパネルの展示や、視覚障害者らの生活向上のため開発された、日本発のインクルーシブデザインを紹介するコーナーが設けられました。また、会場では映像を使用せず、音だけで遊ぶオーディオゲームが体験できるオーディオゲームセンター、目隠しをして白杖と声を頼りに、点字ブロック状のシートを用いた迷宮を探検するノービジョン・ダンジョン、ゴールボール、ブラインドサッカー、視覚障害者柔道の体験会、盲導犬の役割を実演とともに紹介するコーナー等、様々なイベントが設けられました。 【写真】万博会場にて点字名刺づくり体験の様子  点字考案200年記念事業推進委員会は点字名刺づくり体験を行いました。676名がブースに来場し、うち431名が点字名刺づくりを体験しました。点字について説明を受けながら、従来の携帯用点字器や凸面点字器を使って、自分の名前を点字で書き、点字触読者に確認してもらい、大変感激した様子でした。点字の機器類の展示やパネル展示も行われ新たな点字文化の活性化に繋がるイベントとなりました。  また、開催期間中、毎日放送のアナウンサーが日替わりで司会を務めるトークショーが行われました。4月20日(日)のトークショーでは、渡辺昭 一(わたなべしょういち)日視連点字図書館長、公益財団法人日本(にっぽん)盲導犬協会 の奥澤優花(おくざわゆか)氏、盲導犬ユーザーの大川原美樹(おおかわらみき)氏、公益社団法人日本眼科医会の白根雅子(しらねまさこ)会長が出演者として登壇しました。  渡辺館長は、点字考案200年事業について説明した上で、「点字が、視覚障害者の社会参加を推進するために大きな役割を果たしていることを、多くの市民に理解していただけるよう、一層普及に力を注ぎたい」と述べました。奥澤氏と大川原氏は盲導犬によるデモ実演を行い、盲導犬の役割や実働数等について説明しました。また、困りごととして、盲導犬同伴での入店を拒否される事例がある現状を挙げました。白根会長は日本眼科医会について説明し、医療と福祉の連携を進める活動について紹介しました。  最後に、出演者らは「万博への出展を通じて、視覚障害について理解を深めてほしい」と総括し、トークショーは盛況のうちに幕を閉じました。 --3.東京都専門点訳奉仕員養成講習会受講者募集  日視連では、東京都の委託による「令和7年度専門点訳奉仕員養成講習会」を実施しております。下記の要領で実施いたしますので、お知り合いのボランティアなど関係する方々にご案内いただけますと幸いです。 対象:点訳の知識と経験があり、受講後に都内で活動できる方 期間:令和7年10月1日〜令和8年2月25日 英語コース:火曜日 10時〜12時 理数コース:水曜日 13時半〜15時半 楽譜コース:水曜日 13時半〜15時半 定員・回数:各コースとも定員10名、全10回 申込書請求 8月1日〜9月1日(必着)に希望コース名を明記した用紙と、住所・氏名を記入し110円切手を貼った返信用封筒(長形3号)を同封の上、下記まで郵送ください。申込時に課題提出と来館による試験があります。詳細は、日本視覚障害者団体連合ホームページ (http://nichimou.org/)をご覧ください。 問い合わせ先:日視連点字図書館 講習会担当 (電話03-3200-0011 内線番号:7番) --4.ご寄付のお願いについて  日本視覚障害者団体連合は視覚障害者自身の手で、<自立と社会参加>を実現しようと組織された視覚障害者の全国組織です。  1948年(昭和23年)に全国の視覚障害者団体(現在は、都道府県・政令指定都市60団体が加盟)で結成され、国や地方自治体の視覚障害者政策の立案・決定に際し、当事者のニーズを反映させるため、陳情や要求運動を行っています。  活動内容は多岐にわたりますが、そのために必要な経費の確保は、厳しい財政の中困難を極めています。  視覚障害者福祉の向上を目指し、組織的な活動を維持していくため、皆様からの特段のご厚志を賜りますよう、何とぞ宜しくお願い申し上げます。 ■ゆうちょ銀行 記号番号 00160−5−536104 加入者名 社会福祉法人日本視覚障害者団体連合 ■みずほ銀行 店名 高田馬場支店 預金種目 普通  口座番号 2868101 カナ氏名(受取人名)フク)ニホンシカクショウガイシャダンタイレンゴウ ※領収証が必要な方、本連合が振り込み手数料を負担する専用の振込用紙をご希望の方は、日本視覚障害者団体連合までご連絡ください。(電話:03−3200−0011) --5.奥付 愛盲時報 令和7年7月25日(金)第287号 ※この愛盲時報は鉄道弘済会の不動産賃貸事業などの益金等、日本盲人福祉委員会の愛盲シール維持会費の中から贈られた寄付金などで作られたものです。 発行所:社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合  〒169-8664東京都新宿区西早稲田2-18-2 発行人:竹下 義樹 / 編集人:吉泉 豊晴 電話:03-3200-0011/FAX:03-3200-7755 URL:http://nichimou.org/ Eメール:jouhou@jfb.jp(情報部) 以上で、愛盲時報 令和7年7月25日(金)第287号を終わります。