講演:視覚障害児の支援:ECLOが子供、家族、視覚障害教育の専門家の連携に果たす役割 (Supporting Children and Young People: The Role of ECLOs in Collaborating with Children, Families, and QTVIs) 【日時】2025年8月22日(金)15:30〜17:00 【参加費】無料 【日本語通訳】有 講演内容 小児期に視覚障害があることが明らかになった場合、本人への直接的支援と並行して、家族、特に保護者に対する教育的な観点からの支援が必要不可欠です。そのため、視覚特別支援学校には、学齢児だけでなく、早期教育相談を始め、様々な相談支援体制が用意されています。しかし、視覚障害児とその家族が教育の専門家に出会って、支援を受けるまでには時間がかかっているのが日本の現状ではないかと思います。英国では、視覚障害の告知を受けた子供達とその家族の気持ちを受け入れ、すぐに使える実用的なかかわり方を示しつつ、教育の専門に繋いでくれる小児ECLO (注)という橋渡しの専門家が子供病院に配置されています。本研修会では、英国のRNIB (Royal National Institute of Blind People)からECLOの専門家をお呼びし、小児ECLOがどのような役割を果たしているかをお話いただきます。 (注)ECLOはEye Clinic or Care Liaison Officerの略で、眼科を拠点として、視覚障害のある患者に対してサポートする実務担当者のことです。ECLOは、眼疾患や視覚障害、特に、視覚障害が人々の日常生活にどのような影響を与えるかについて多くの知見を持っており、患者だけでなく、家族、介護者、友人の支援も行います。そして、気持ちに寄り添う精神的なサポート、日常生活ですぐに役立つ実用的なサポート、経済的なサポートなどを行いつつ、生活訓練、歩行訓練などの専門家との橋渡しを行います。 講師 Stevie Johnson(Clinical Lead) Carolyn Chamberlain(Director of Eye Care Specialist Services) ハイブリット開催 (1)対面 会場:東京都立文教盲学校(東京都文京区後楽1丁目7番6号) 定員:40名(先着順・要予約) (2)オンライン 方法:ZOOM 参加者には後日ZOOM URLをお送りします 申し込みはこちらから ( https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe2pxkkkFeEHR2KrUJdcf38EXaWEWllUI4In7Ct627tWir66Q/viewform ) 申し込み方法 方法:Googleフォーム、メール、電話のいずれか メール・電話でお申込の際は、日視連情報部宛に氏名・フリガナ・連絡先・所属・付き添い者の有無をお知らせ下さい。 お問い合わせ 日本視覚障害者団体連合(日視連)情報部 【電話】03-3200-0011(ガイダンス:4) 【メール】jouhou@jfb.jp 中野泰志研究室 【電話】045−566−1221 【メール】info-Nakano-group@keio.jp 詳細については中野泰志ホームページから 主催:社会福祉法人日本視覚障害者団体連合、慶応義塾大学経済学部中野泰志研究室 後援:全国盲学校校長会 助成:全国生活協同組合連合会、全国労働者共済生活協同組合連合会、大阪府民共済生活協同組合