日視連点字図書館ニュース 第201号 2025年1月発行 日本視覚障害者団体連合点字図書館(略称:日視連点図) 〒169‐8664 東京都新宿区西早稲田2‐18‐2 TEL: 03‐3200‐6160(直通)  FAX: 03‐3200‐7755 E-mail: toshokan@jfb.jp URL: http://nichimou.org/ 開館時間: 午前9時~午後5時 休館日: 日曜、祝日、第2・4土曜、年末年始 《点字図書館からのお知らせ》 ★館長コラム★ 情報ステーション長・点字図書館館長  渡辺 昭一 新年明けましておめでとうございます。 2025年の年が明けました。新たな気持ちで年の初めを迎えております。 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。 今回の百人一首の和歌は、55番の大納言公任の「滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなお聞こえけれ」。 意味は、滝の水音を聞かなくなって長い月日がたったけれど、その名声は世に流れ、今に伝わっています。 作者は、藤原公任(966~1041年)、学才・音楽・詩歌に優れた知識人で『和漢朗詠集』を編纂。藤原道長に同行して大覚寺を訪れた際、古い滝を見て読んだ歌。縁語を駆使して、流麗な調べを生んだ。 ところで、2025年は、世界中で使われている6点点字が考案されてから200年。考案したのは、フランス人のルイ・ブライユ。ブライユは、1809年生まれなので、16歳の時に考案したのです。最近、この6点点字考案のヒストリーについて、新説が登場しました。今号では、従来のヒストリーを紹介し、次号で新説を紹介します。 砲兵大尉のシャルル・バルビエが、夜間に用いる軍隊用の暗号として発明した12点点字(縦6点、横2列)を、1821年に、パリの盲学校に持ち込んで、それを盲学校の校長から教えてもらった生徒の一人であるルイ・ブライユが6点点字(縦3点、横2列)に改良しました。バルビエは、ブライユに対面した時に、居丈高な態度で接したとされています。(参考文献:『点字発明者の生涯』ピエール・アンリ著、奥寺百合子訳) 今回の京菓子は「阿闍梨餅」。阿闍梨とは、天台宗や真言宗のお坊さんの位をいい、阿闍梨になるためには、千日回峰などの厳しい難行苦行を越えなければなりません。阿闍梨餅の切り口は、阿闍梨さんのかぶる笠の形を模したもの。阿闍梨餅は餡と皮の調和から風味が生まれるそうです。今では、京都土産の人気ものです。 ★令和6年度ボランティア交流会を開催しました★ 11月26日(火)、日本視覚障害者センター研修室にてボランティア交流会を開催しました。この集いは、日頃、日視連点字図書館のボランティア活動にご尽力いただいている皆様に対し、感謝の気持ちをお伝えする機会として、毎年実施していましたが、新型コロナウイルスの流行以降は感染防止対策の為、研修会のみの実施でした。5年ぶりの開催となり、今年は、20名のボランティアの方々にご参加いただきました。 始めに、渡辺昭一点字図書館館長が、日視連点字図書館の活動報告を行いました。次に行われたボランティア表彰では、長年にわたって活動を続けていただいているボランティアの方に感謝状を贈呈しました。その後は会食をしながら、参加者一同が親しく交流を深めました。 今年度の表彰では、下記の皆様に賞状を贈呈しました。 【日本視覚障害者団体連合点字図書館 感謝表彰】 点訳ボランティア  川邉 聡子 様 音訳ボランティア  伊澤 康子 様 ★休館のお知らせ★ 下記の2日間は、終日休館いたします。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 2025年1月4日(土) 臨時休館 3月5日(水) 第50回記念全国視覚障害者文芸大会記念行事 ★書庫整理日のお知らせ★ 毎月第2木曜日を書庫整理日とし、貸し出しを休止いたします。皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。当面の書庫整理日を、下記にお知らせいたします。 2025年1月9日(木)、2月13日(木)、3月13日(木) 4月10日(木)、5月8日(木)、6月12日(木) ★貸出の一時停止および制限のお知らせ★ 当館では、サピエ図書館停止期間(2025年2月5日~2月26日)とその前後、下記日程で貸出システムの切り替えを行い、サービスの一部を制限して貸出を実施いたします。(他館図書のお取り扱いはできません。) ■貸出停止日:2月4日(火) ■サービス一部制限貸出期間:2月5日(水)~2月26日(水) ■利用可能サービス:当館所蔵の点字・テープ・デイジー図書 ■利用対象者:当館ご登録済みの個人利用者 ※通常のリクエスト受付締め切りは2月3日(月)まで、再開は2月27日(木)からとなります。なおサピエ図書館の作業予定変更により、上記日程が変更になる場合があります。 ご不便をおかけしますが、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。 ★点字カレンダーを差し上げます★ ご寄贈いただきました点字カレンダーを配布しております。ご希望の方は、点字図書館までご連絡ください。なお、在庫がなくなり次第配布終了となりますので、ご了承ください。 ★「点字図書館ニュース」テープ版の貸し出し終了について★ 当館で発行しております、「点字図書館ニュース」のテープ版は、2025年1月号をもちまして、貸し出しを終了することになりました。 なお、点字版・墨字版・メール版の配布、デイジー版の貸し出し、日視連ホームページ上での点字版・デイジー版・墨字版(PDF版)・テキスト版のダウンロードは継続いたします。長年テープ版をご利用いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。 現在、テープ版をご利用で、2025年4月号からデイジー版への切り替えを希望される方は、点字図書館までご連絡ください。 ★「短歌・俳句・川柳に親しむつどい」参加申し込みについて★ 日本視覚障害者団体連合主催による第50回記念全国視覚障害者文芸大会記念事業「短歌・俳句・川柳に親しむつどい」を開催します。参加を希望される方は、点字図書館までお申し込みください。申し込み方法は、メールまたは電話で、必要事項をお知らせください。メールでお申し込みの場合は件名に【短歌・俳句・川柳に親しむつどい参加希望】とご記載ください。 開催日時  2025年3月5日(水) 13時20分~16時20分 開催場所  日本視覚障害者センター2階研修室 定員  50名(付き添い者含む)、先着順 申し込み先  点字図書館  メール: toshokan@jfb.jp TEL:03‐3200‐6160 必要事項  1.氏名(ふりがな)、2.付き添いの有無、3.使用文字(点字か墨字)、4.連絡先電話番号、5.メールアドレス 申し込み期限  2025年2月18日(火)まで(ただし、定員になり次第締め切り) この「つどい」の詳細を知りたい方には、メールで開催要項を送ることができますので、お申し出ください。 《日視連トピック》 ♪総合相談室のご案内♪ 総合相談室では、下記の無料相談を行っております(予約制)。 ①法律相談:1月10日(金)、2月14日(金)、3月14日(金) ②ICT相談:毎週水曜 ③同行援護相談:毎週木曜 ④総合相談(眼科・生活):年2回 2025年2月12日(水) ⑤聞こえにくさ相談:年1回(秋に開催予定) ⑥視覚障害女性相談:年4回(3月、6月、9月、12月) 都合により、日程が変更になる場合があります。ご了承ください。 その他、生活、障害年金、障害者福祉、就労問題など、幅広く相談をお受けしています。必要に応じて専門家と連携して相談に対応します。 【お問い合わせ】 日本視覚障害者団体連合総合相談室  TEL:03‐3200‐0011(内線5) ♪用具購買所からのお知らせ♪ 1.折りたたみ防災ヘルメットFlatmet2 TSC‐10N 価格:6,600円(税込) 色:ホワイト 大きさ ヘッドバンド調整幅:47cm~62cm 収納時:奥行約3.3cm、幅約35.5cm、高さ約20.3cm 使用時:前後約28.5cm、左右約20.8cm、高さ約15cm 重さ:420g ミドリ安全株式会社製の折りたたみ防災ヘルメット。 薄型、コンパクト設計の防災ヘルメットで、災害時に着用することで飛来物や落下物から頭部を守ります。 国家検定合格品。 注意:乗車帽ではありません。自転車、バイク等では使用しないでください。 素材・材質 帽体:ポリプロピレン 中央ジョイント部:ABS サイドロック部:ポリカーボネート 本製品に使われている素材は、使用の有無にかかわらず経年劣化します。 そのため、メーカーでは防災用として安全にお使いいただくために、6年ごとの買い替えを推奨しています。 2.パナソニック IH調理器 KZ‐PH34Kのご案内 価格:23,400円(税込) 大きさ:奥行34.5cm×幅30.4cm×高さ5.4cm 重さ:約2.5kg 電源:家庭用AC100V(本体接続はマグネット式) 火を使わずに調理ができるIH調理器です。 火力調整は2段階のワンタッチボタン(強火、とろ火)、または7段階の細かい調整が可能。 通常の加熱コースのほか、煮込みコース、炊飯コース、揚げ物コースがあります。 加熱コースと煮込みコースでは、タイマー機能が使えます。 最大出力1400W 各種安全機能内蔵(切り忘れ防止機能、鍋無し検知機能、小物検知機能、異常温度防止上昇機能) 本製品を使用した12種類のレシピを収録したレシピ集(音楽CD版)付属。 ※本製品には音声による案内はございません。 ボタン操作をした際に、状況に応じて電子音がなります。 【お問い合わせ】 日本視覚障害者団体連合用具購買所  TEL:03‐3200‐6422(直通) その他、最新の情報は、日視連ホームページにてご確認ください。 《職員オススメ図書のご紹介》 サピエ図書館の所蔵資料の中から、職員おすすめの3冊をご紹介します。 【自然科学】 『100歳まで長生きできるコレステロール革命』 大櫛 陽一 著 点字・データ3巻、デイジー5:53 コレステロール値の高い人ほど、本当は元気で長生きできる!最新研究で明らかになったコレステロールや中性脂肪の真実、健診結果の見方を解説し、今日から実践できる健康維持のための食事や運動のポイントをアドバイスする。 【技術】 『ハーブティー ~おいしく飲んで美しく健康に 57種のハーブからつくる192のハーブティー~』 佐々木 薫 監修 点字・データ4巻、デイジー7:05 心と体を健やかに保つハーブティーをおいしくいれるコツ、飲むコツ、ブレンドするコツを美しい写真とともに解説。57種類のハーブでいれる様々なハーブティーとお菓子のレシピも満載した素敵な入門書。 【文学】 『曽野綾子 ~天駈けるほどの軽やかな魂の自由 人間の記録180~』 曽野 綾子 著 外尾 登志美 編 点字7巻、デイジー11:34 さまざまな分野で活躍した人物の自伝や評伝を集めるシリーズ。180は曽野綾子。23歳の時に書いた小説が芥川賞候補になり、文壇デビュー。幅広いテーマで人間を描く作品を発表し続けてきた著者が、自らの歩みを振り返る。 《新刊図書案内》 ★★★点字図書★★★ 分類、書名、著訳者、巻数、内容紹介の順に記載。巻数の後に(データ)とあるものはデータ貸出あり。 【哲学】 『感情の整理学』 和田 秀樹 著 2巻(データ) イライラ・ムカムカが消える!まじめで心配性で突きつめやすい日本人が人生100年を生き抜くための「感情の整理と健康長寿」のガイドブック。怒り、心配、後悔といった負の感情をコントロールしリセットするコツを伝える。 『なぜ人はカルトに惹かれるのか ~脱会支援の現場から~』 瓜生 崇 著 3巻 自らも入信と脱会を経験した著者が、カルトとはそもそも何か、どうして人はカルトに入るのかを考察し、脱会支援に関わる中で考えてきたことを記す。 【歴史】 『みんなが知りたい!「世界のふしぎ」がわかる本』 カルチャーランド 著 1巻 万里の長城は何のためにつくられたの?ピサの斜塔はどうして傾いているの?ナスカの地上絵にはどんな意味があるの?世界中の「ふしぎなもの」を写真とイラストで紹介し、それぞれの驚きの秘密に迫る。 【社会科学】 『老年学に学ぶ ~サクセスフル・エイジングの秘密~』 山本 思外里 著 5巻(データ) 人間の潜在能力は、年をとっても再生や成長が可能であり、晩年はとりわけ創造的な時期である。さまざまな分野から、人間の「老化」のメカニズムを知り、「サクセスフル・エイジングとは何か」を明らかにする。 『私たちの税金 令和6年度版 ~点字広報誌~』 国税庁広報広聴室 編 1巻 令和6年4月1日現在の法令等に基づき、所得税を中心に、障害者の生活と関係する税について解説。 【自然科学】 『「生涯現役」をかなえる在宅透析』 鈴木 孝子 著 4巻(データ) 社会復帰も、生涯現役も夢じゃない!慢性腎臓病や透析の基本的な知識に触れつつ、在宅透析のメリットや導入方法などを在宅血液透析、腹膜透析それぞれについて解説。家庭でのケアや、雇用者が留意すべき点なども取り上げる。 『やせる、若返る、病気にならないちょい空腹がもたらすすごい力』 石原 結実 著 2巻(データ) 糖尿病、高血圧、高脂血症、脳梗塞、ガン…。恐ろしい病気の正体は「食べすぎ病」だった!ドクター石原が「朝食を抜く」「生姜を多用する」など食べすぎないための技術を伝授し、より健康になるためのヒントを紹介。 【点字絵本】 『なんのじゅうたい?』 オームラ トモコ 作 1巻 三輪車で出かけたら、道が大渋滞になっていた。クレーン車、ブルドーザー、パトロールカー、消防車、清掃車、タクシー、スクールバス、乗用車…。イライラもふっとぶ、渋滞のゆかいな原因とは?観音開きのページあり。 ★★★録音図書★★★ 分類、書名、著訳者、巻数または時間数、内容紹介の順に記載。 TD→テープ・デイジーともにあり、無印→デイジーのみ、CD→CD図書 【社会科学】 『アサーティブ・コミュニケーション』 戸田 久実 著 5:10 互いの立場や主張を大切にした自己主張・表現である「アサーティブ・コミュニケーション」。その考え方や実践法を解説する。ケース別の対応例も収録。 TD,CD『東京の福祉保健 2024』 東京都保健医療局総務部総務課 編 3:12 2巻 東京都の福祉・保健・医療の現状と主な施策、高齢者・身体障害者等の各福祉について概要を説明。情報は、2024年4月1日現在。 『ハンナ=アーレント ~Century books. 人と思想180~』 太田 哲男 著 9:48 ドイツ出身の政治哲学者ハンナ=アーレント。アメリカ合州国市民権の獲得までの経歴を紹介し、『全体主義の起源』を中心に彼女の著作を解説。 【自然科学】 『逆流性食道炎自分で治す最強事典 ~19人の名医・専門家が極意を伝授 胸やけ、呑酸、つかえ感を一掃!~』 マキノ出版 発行 4:39 逆流性食道炎に関する基礎的知識や、食事をはじめとする生活習慣のポイントを解説。医師や専門家が考案した、逆流性食道炎の改善に効果的な、呼吸法、体操、マッサージ、ツボ刺激なども紹介。 『これで納得目の検査』 飯島 裕幸 著 5:02 大学病院の初診外来を長年担当してきた眼科医が、目の検査の意味、検査で記録された画像の見方などを、目の構造やものが見える仕組みに絡めながら解説。さらに、目の症状の上手な伝え方も収録。 『最悪の予感 ~パンデミックとの戦い~』 マイケル・ルイス 著 中山 宥 訳 13:21 世界健康安全保障指数1位のアメリカで、なぜ新型コロナウイルス感染症は拡大したか。コロナ禍を戦った人々の姿から、意思決定と危機管理の本質を描く。 『知っておきたい爪の知識と病気 ~すべての疑問を解決します!~』 東 禹彦 著 7:04 陥入爪や巻き爪、爪白癬、爪甲剥離症など、爪の様々な病気を取り上げ、その原因や治療法をイラストや写真を使ってわかりやすく解説。爪の役割や正しい切り方、全身的な影響による爪の変化などにも触れる。 『小説みたいに楽しく読める生命科学講義』 石浦 章一 著 10:31 人類の移動や歴史の謎が遺伝子で明らかに!ゲノム編集食品はなぜ審査不要なのか?人間の体のこと、環境のことをテーマに、最新の生命科学の核心を、口語調のやさしい講義で伝える。 『視力を失わないために今すぐできること ~世界一の眼科外科医がやさしく教える~』 深作 秀春 著 5:34 目の構造や働き、目の病気の早期発見と治療に結びつく基本的知識を解説。すぐに実践できる、目をよくする栄養や生活の知恵を紹介し、実際に眼科を受診するときに気をつけたいこと、最新の治療についても解説。 『専門医が教える肝臓から脂肪を落とす食事術 ~予約の取れないスマート外来のメソッド~』 尾形 哲 著 5:42 患者の8割が3か月で5キロの減量に成功する佐久市立国保浅間総合病院の「スマート外来」。肝臓から脂肪を落とす食事術を、実際のエピソードを基にした3人のケースで詳しく解説。コピーして使える「体重記録表」付き。 『薬膳・漢方の毒出し食材大全 ~いつもの身近な食材184種~』 薬日本堂 監修 7:26 野菜、きのこ、海藻、果物、調味料…。手軽に手に入り、気になる体質や不調の改善を助けてくれる「毒出し食材」184種を、漢方の考え方で選んで解説。 『私の職場はサバンナです!』 太田 ゆか 著 5:52 肉食動物の想像を超えた、サバイバル。サバンナを支える、縁の下の力持ち…。南アフリカ政府公認の日本人女性サファリガイドが、サバンナの動物たちの生態や、環境保護の最前線、人と自然が共生するために大切なことを伝える。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 【技術】 『さようならプラスチック・ストロー』 ディー・ロミート 文 ズユェ・チェン 絵 千葉 茂樹 訳 0:40 海をよごし、海で暮らす生きものたちをおびやかすプラスチック・ストロー。ストローの発明と改良の歴史、プラスチックごみの影響や環境問題の解決策などを描く。SDGsを考え行動するための絵本。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 『どうやってできるの?チョコレート』 ひさかたチャイルド 発行 0:33 身近なお菓子、チョコレート。原料のカカオから板チョコレートができるまでを写真で紹介する。クッキングコーナーも収録。変形ページあり。『サンチャイルド・ビッグサイエンス』2017年度2月号を改訂。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 【産業】 『世界ではじめて人と話した犬ステラ』 クリスティーナ・ハンガー 著 岩崎 晋也 訳著 10:00 自閉症児とコミュニケーションデバイスで会話してきた言語聴覚士は、子犬にそれが応用できないかと考え…。世界で初めて人間と話した犬との日々を綴る。 『地球は大きな薬箱 ~薬草で村おこし、健康おこし~』 村上 光太郎 著 4:59 村を訪れる人に対し、薬草を用いて健康を取り戻すための各種事業を行う「健康村構想」を紹介。薬草風呂を含めた入浴施設の整備、隣村・町とのタイアップなど諸事業を詳細に説明するほか、各食材の加工についても解説。 【日本文学】 『いつかの約束1945』 山本 悦子 作 平澤 朋子 絵 1:51 ゆきなとみくは、自分は9歳だと言うおばあさんに出会い、共に一日町を歩き回ることに。後日、ふたりは意外な場所で彼女と再会し…。いっしょに町を歩き、語り合った、忘れられない夏の一日を描く。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 『エイジ』 重松 清 著 10:48 連続通り魔事件の犯人は同級生だった。家族や友達、好きになった女の子への思いにゆれながら成長する少年の日常をリアルに描く。山本周五郎賞。 『江戸の海 ~ラジオ文芸館~』 白石 一郎 著 杉原 満 朗読 0:42 無役の御家人、的場金八郎は、江戸深川の洲崎の浜で釣りばかり。そこで、釣り好きのおさえと知り合いになる。今度は沖釣りをしたいというおさえ。五日後、金八郎、そして釣り場の顔なじみの岩蔵が洲崎のいつもの磯場にいると、一そうの屋根船が現れる。 『金のかま 空を歩く象 ~仏典童話~』 浄土真宗本願寺派仏教婦人会総連盟 編 0:08 浄土真宗本願寺派仏教婦人会総連盟発行の機関紙『めぐみ』の中から、「金のかま」「空を歩く象」を収録。 『光陰 ~ラジオ文芸館~』 田丸 雅智 著 遠藤 亮 朗読 0:42 病気になったという父に呼び出された三きょうだいは、実家のある廿日市に向かう。父は彼らに、因島の職人に“光陰“を作ってもらってきてほしいと依頼する。完成した3本の光陰をきっかけにぎくしゃくしていた家族関係に変化が訪れる。 『琥珀のひと ~FMシアター~』 新井 まさみ 作 青葉 市子 音楽 石橋 蓮司、 志田 彩良、 斉藤 暁 出演 0:52 3月の雪が溶け落ちる季節。栃木県、日光の山奥でメープルシロップ作りをしている老人の元へ、東京から20代の大学生がやってくる。薪木に火を付けて、レコードを掛けて、コーヒーを淹れる。自然の中で、老人は戦争の体験、東日本大震災後の放射能で一変した暮らし、人生で出会ってきた人達の思い出を語りはじめる。 『ごめんねでてこい』 ささき みお 作・絵 0:41 大好きなおばあちゃんに「きらい」と言ってしまった、はなちゃん。謝りたいのに、「ごめんね」という言葉が出てきません。しばらくしたある日、おばあちゃんが救急車で病院に運ばれ、入院することに…。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 『財布は踊る』 原田 ひ香 著 8:21 専業主婦のみづほは、夢を実現するために生活費を切り詰め、毎月2万円を貯金していた。努力が実り、夢を実現した喜びも束の間、夫に200万円以上の借金があることが発覚して…。『小説新潮』連載を単行本化。 『宙わたる教室』 伊与原 新 著 10:33 東京・新宿にある都立高校の定時制に集った、さまざまな事情を抱えた生徒たち。彼らは「科学部」を結成し、「火星のクレーター」を再現する実験を始め…。『オール讀物』掲載に書き下ろしを加え単行本化。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 『半七捕物帳 3 ~新日曜名作座~』 岡本 綺堂 原作 古川 壬生 脚色 池辺 晋一郎 音楽 竹下 景子、 西田 敏行 出演 3:03 大衆文芸の古典と賞される畢生の傑作シリーズ「半七捕物帳」第3弾!江戸庶民の風俗や、習慣、言葉遣いなど時代ものの決定版としても楽しめる「和製探偵小説」をオーディオドラマ化。 『優等生サバイバル ~青春を生き抜く13の法則~』 ファン・ヨンミ 作 キム・イネ 訳 5:35 大学進学実績で有名な進学校に入学したジュノ。テスト、課題、進路、SNS、恋…。やらなきゃいけないこと、考えなきゃいけないことは満載!ハードな高校生活を生き抜くために、“優等生”のジュノが見つけた法則とは?2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 【外国文学】 『おちびさんじゃないよ』 マヤ・マイヤーズ 文 ヘウォン・ユン 絵 まえざわ あきえ 訳 0:57 テンちゃんは身体の小さな女の子。いつも「おちびさん」と言われてしまいます。そんなある日、テンちゃんよりも小さい(かもしれない)マルくんという転校生がいじめっこにからかわれているのを見て…。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 『希望のひとしずく』 キース・カラブレーゼ 著 代田 亜香子 訳 7:18 この町で、ふしぎなことが起きている。古い井戸がいきなり、願いをかなえてくれるようになった。理由を知っているのは、3人の中学生だけで…。世界のかたすみからおくる愛と希望の物語。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 『キュレーターの殺人』 M.W.クレイヴン 著 東野 さやか 訳 13:52 クリスマスの英国カンブリア州で、切断された人間の指が次々発見された。現場には謎めいた文字列。刑事ワシントン・ポーたちは捜査に乗り出すが…。 『われら闇より天を見る』 クリス・ウィタカー 著 鈴木 恵 訳 川島 悠希 朗読 19:12 自称「無法者」の少女と、過去に囚われた警察署長。彼らの町に30年前の事件の加害者が帰郷したことで、新たな悲劇が…。2021年英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー(最優秀長篇)賞、オーストラリア推理作家協会(ACWA)賞(ネッド・ケリー賞)最優秀国際犯罪小説賞、シークストン賞最優秀賞受賞。ナレーターの川島悠希による朗読。