全国の皆さんこんにちは。  ここで何度かお話ししたように、2024年は能登半島地震で幕開けとなり、大変な1年となったわけでありますが、その後も日本列島をたくさんの災害が襲っております。  私がたまたま8月8日に社会福祉協議会の研修会で熊本に出向いてる時に、日向灘地震が起こりました。宮崎県と鹿児島県の被災地で我々の仲間が大きな被害を受けているのではないかということで心配しております。また、秋田県や山形県でも大雨による災害も発生しております。  このように日本列島を災害が繰り返し繰り返し襲っている中で、私たちは日頃の備えというものが、問われているのかもしれません。  ちょうど私は、内閣府で主催された災害における支援の問題を検討するワーキングチームのヒアリングに臨むことも一つの機会として与えられました。その時は日本障害フォーラムの副代表としての意見を述べてきたわけでありますが、視覚障害者が置かれてる実情についても少し触れてみました。  ともあれ私たちは、行政や都道府県、市町村にも支援をお願いすることは当然でありますけれども、我々自身がどれだけ自分たちの力で自分の身を守れるのかということも問われているということを、この間実感を持って感じております。  そういう意味では自分でまず何ができるのか、そして地域には何をお願いするのか、国にはどういう対策を要求するのか、それらを全て組み合わせながら、災害における支援というものが組み立てられていくのかなということを実感している今日この頃であります。  そういう中で日本列島そのものが今度は政治の分野で大きく揺れ動いているようであります。岸田首相は自民党の総裁選への不出馬を決めたようでありますし、そういう中にあって新しい総理大臣が9月から10月に選ばれようとしております。新しい首相が選ばれるということは私たちの福祉もどう変わっていくのかということはそこに注目しなければならない重要なポイントであります。  政治が変わる時、社会保障が後退しない、あるいは新しい政治体制の下で我々障害者を取り巻く環境がより良くなるということを求めていくことが日視連の使命でもあるわけですから、この政治の動きの中で我々自身の動きも遅れを取らないということで少し頑張っていきたいと思っております。  そういう中で先日、文部科学大臣と面談する機会をいただきました。森山文部科学大臣に大臣室へ訪れて2つのお願いをしてきました。  1つは、盲学校等で行われている視覚障害児に対するプログラム教育において、視覚障害児あるいは生徒が十分な教育環境を整えてもらえるのか、あるいは放課後も含めた支援というものは受けられるような体制づくりを作ってもらえるのかということについてお願いしてきました。  もう一つは、ブラインドスポーツというものをもっと広げていただきたいというお願いをしてきました。統合教育を受けている視覚障害児童生徒に対しても、ブラインドスポーツを経験する機会を与えていただくようなそういう仕組みを作っていただくことを強くお願いしてきました。