全国の皆さんこんにちは。私も1年間地方の皆さんとお会いすることを繰り返してきておりますが、北海道を除く全てのブロック研修会に今年も参加させていただきました。  各ブロックごとで研修会の持ち方やあるいは議論の進め方に特徴があるわけですが、さらには各地域によっては、要望の内容にも特徴があったりします。これらは私たちの活動が都道府県ごとでの活動と同時にその一定の地域ごとでのブロックを構成することによって議論を深めることも、交流することも大事ですけれども、その地域特有の問題点を取り上げるということは非常に大きな効果があると思っております。  場合によってはその各ブロックごとでの運動の仕方によってはその地域が他の地域とは異なる問題解決も進んでいるという場面にも出会うことも事実であります。1年間毎年だいたい6月からブロック研修が始まりまして、2月か3月で一回りをするということで研修会に参加しているわけですが、そのたびに中央の情勢を報告したり、あるいは各地から上がってくる要望に対して私が可能な限りでコメントをするということも行ってきたわけであります。  そうした議論の積み重ねの最後が全国大会での皆さんの要求を整理し日視連の1年を通じての陳情活動さらには個別の交渉を継続するという、そういう運動の繰り返しが日視連の取り組みということになるかと思います。地味な取り組みとも言えますがこれを大事にしていくことが日視連の組織力そのものを意味するのだと思っております。次年度もまたブロック研修を充実させていただきたいと思っております。  さて中央の動きでありますが、1つ大事なことを申し上げておきたいと思います。それは、あはきのガイドラインが公式に確定して発表されたということであります。このガイドラインは内容的には広告規制ということになるわけでありますけれども、あはきというものの治療あるいは施術というものがどういう内容を持っているのか、どういう位置付けを与えられているのか、あるいは施術所の名称はどういう名称が許され、あるいは許されない名称はどういう場合なのかということなどがそこで整理されております。  このことは一面的に広告規制という形になるわけですけれども、もう片一方では無資格者との差別化をする場合にもこのガイドラインが大きな効力を発揮する場面が出てくるはずであります。そういう意味ではこのブロックごとでの研修会でも是非このガイドラインを、あはきのガイドラインを学ぶという場面も作っていただくこともお願いしたいと思っております。  それによって各都道府県の保健所との関係で不当な、あるいは違法な広告に対してこのガイドラインに照らして問題があるということになれば保健所にそのことを申し出る、あるいは保健所との間で協議をする、そういうことによって一定無資格者の取り締まりにもつながる場面が出てくるのではないかと思うわけであります。  このことを考えますとこのガイドラインが今後どういう風に運用されるかということによって無免許対策にも結びつく、あるいは法改正の問題にも発展するかもしれませんので、是非皆さんこのガイドラインを学んでいただくことをお願いしたいと思っております。