日視連点字図書館ニュース 第193号 2023年1月発行 日本視覚障害者団体連合点字図書館 〒169‐8664 東京都新宿区西早稲田2‐18‐2 TEL: 03‐3200‐6160  FAX: 03‐3200‐7755 E-mail: toshokan@jfb.jp URL: http://nichimou.org/ 開館時間: 午前9時~午後5時 休館日: 日曜、祝日、第2・4土曜、年末年始 《点字図書館からのお知らせ》 ★館長コラム★ 情報ステーション長・点字図書館館長  渡辺 昭一 新年明けましておめでとうございます。 昨年中は、当館の諸事業の推進にご理解とご協力をいただきまして誠にありがとうございました。本年も、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。 2023年1月を迎えました。皆様、お元気で新しい年をお迎えになられたことと存じます。新型コロナウイルス感染症が本格的に拡大してから、3年が経過しましたが、未だに出口が見通せず、不安が付きまとっています。皆様も十分ご自愛ください。 前回のニュースでも書きましたが、私は、長年京都で暮らしておりました。何度か引っ越しをしていますが、今の自宅がある住所に、30年以上住んでおります。 ここは、北野天満宮(通称「てんじんさん」)から徒歩で10分以内という地域です。大晦日からお正月にかけて、深夜にてんじんさんに初詣する人々がぞろぞ ろと歩いて通り過ぎていきます。その名も「御前通り」。京都の旧市街を、くねくねしながら、北の端から、てんじんさんの門前を通って、南の端まで貫いている通りです。私たちは、元日の朝に初詣することが多かったのですが、てんじんさんでは、二日、三日になると、絵馬や書初めで大賑わいになります。 ある年のこと、私たちがお参りを済ませ、お守りを購入するために列に並んでいるときに、「渡辺さん」と声が掛かりました。それは、当時京都市の部長さんで、元障害福祉課の係長をなさっていた方でした。息子さんの合格祈願のために来られたようです。お住まいは京都ではないと聞いていたので、「遠くからご苦労様です」と返事をしたことを思い出します。その方は、京都市で局長まで勤められて退職し、現在は、京都ライトハウスの理事長に就任されております。厳しい障害者福祉の現場で、リーダーとして活躍されることを願っています。 ところで、京都は和菓子が美味しい土地柄です。1月のお菓子で、私が最も好きなのは、てんじんさんで買うことができる「長五郎餅」です。 長五郎餅は餅の皮で餡をくるんだ餡餅の元祖とも言われるものです。1587年(天正15年)の秋、豊臣秀吉が北野大茶湯を催しました。北野の森にひしめいた茶席は一千件以上を数えたといいます。その中に、とびきり美味しい餅菓子を出したのが河内屋長五郎。賞味した太閤は「こりゃあうまい。今後はこれを長五郎餅と称せ」といわれたとか。柔らかい皮でくるまれた餡が味わい深く、幸福感に包まれます。 「今年も頑張るぞ!」と、お腹の中から力が湧いてくるような瞬間でした。 ★2022年度ボランティア研修会を開催しました★ 11月28日(月)、来場参加とオンライン併用にてボランティア研修会を開催しました。コロナウイルス感染拡大防止のため、例年のボランティア交流会を変更して、講演と表彰式を行いました。今回は、18名のボランティアの方々にご参加いただきました。 講演では「視覚障害者の日常生活と情報提供施設の果たす役割」というテーマで、8月に点字図書館館長に就任した渡辺昭一から、視覚障害者の生活ニーズと情報提供施設の果たす役割についてお話しいたしました。 また今年度の表彰では、下記の皆様に賞状を贈呈しました。 【鉄道弘済会 朗読録音奉仕奨励賞】 音訳ボランティア 大竹 秀子 様 【日本視覚障害者団体連合点字図書館 感謝表彰】 音訳ボランティア  中島 ひろみ 様 音訳ボランティア  油井 眞知子 様 (写真2枚) 「会場とオンラインの併用で開催しました」「表彰式の様子」 ★点字カレンダーを差し上げます★ ご寄贈いただきました点字カレンダーを配布しております。 ご希望の方は、点字図書館までご連絡ください。なお、在庫がなくなり次第配布終了となりますので、ご了承ください。 ★書庫整理日のお知らせ★ 書庫整理日とは、図書の貸し出しをお休みにして、書庫を整えるために設ける日です。毎月第2木曜日を、書庫整理日とさせていただきます。 今後の貸し出し作業をスムーズに行うために、書庫の整理は必要ですので、読者の皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。 当面の書庫整理日を、下記にお知らせいたします。 2023年1月12日(木)、2月9日(木)、3月9日(木) 4月13日(木)、5月11日(木)、6月8日(木) この日は、貸し出しをお休みとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 《日視連トピック》 ♪総合相談室のご案内♪ 総合相談室では、下記の無料相談を行っております(予約制)。 ①法律相談:1月13日(金)、2月10日(金)、3月10日(金) ②ICT相談:毎週水曜 ③同行援護相談:毎週木曜 ④総合相談(眼科・生活):年2回(10月・2月) ⑤聞こえにくさ相談:年1回(秋に開催予定) ⑥視覚障害女性を取り巻く問題(今後検討) 都合により、日程が変更になる場合があります。ご了承ください。 その他、生活、障害者福祉、就労問題など、幅広く相談をお受けしています。必要に応じて専門家と連携して相談に対応します。 【お問い合わせ】 日本視覚障害者団体連合総合相談室  TEL:03‐3200‐0011 ♪新商品のご紹介♪ (1)ソニー FM/AMラジオ ICF‐P37 価格:5,900円(税込) 大きさ:幅約131.5mm×奥行き約43.5mm×高さ約69.5mm 重さ:約210g(電池含む) 電源:単3乾電池2本 簡単操作のFM/AMラジオです。電源、FM/AM切り替えはスイッチ式、周波数と音量の調整はダイヤル式です。ワイドFM(FM補完放送)対応。ワンセグ放送には対応していません。イヤホン、ストラップ付属。 (2)パスケース 価格:1,500円(税込) 大きさ:横幅約11cm×縦約8cm×厚さ約0.5cm(折り畳み時) 重さ:約25g 二つ折りのパスケースで、内側にICカードを合計2枚収納できます。紐通し用の金具付き。色は濃い茶色。 【お問い合わせ】 日本視覚障害者団体連合用具購買所  TEL:03‐3200‐6422 《職員オススメ図書のご紹介》 サピエ図書館の所蔵資料の中から、職員おすすめの3冊をご紹介します。 【歴史】 『図解時代小説が100倍おもしろくなる江戸ものしり用語事典』 日本歴史楽会 著 点字・データ8巻、デイジー16:00 「火付盗賊改」から「奥右筆」「渡り中間」まで、気になる用語・人物1700項目をハンディサイズに収録した、時代小説がもっと読みたくなるものしり用語事典。図解やコラムも多数掲載。 【自然科学】 『痛風・高尿酸血症 ~わかりやすい病気のはなしシリーズ34~』 日本臨床内科医会学術部 編 点字・データ1巻、デイジー0:40 一般社団法人日本臨床内科医会が患者さん向けに編集・発行する冊子です。病気別に、イラスト入りでわかりやすく解説されています。 【文学】 『剣鬼無情 ~長編時代小説~』 鳥羽 亮 著 点字・データ4巻、デイジー5:30 深川で頻発する辻斬りと、その裏で繰り広げられる悪党同士の対立。骨までざっくりと断つ凄腕の刺客を殺してくれと依頼された平兵衛は、恐るべき剣術家と宿世の剣を交える。 《新刊図書案内》 ★★★点字図書★★★ 分類、書名、著訳者、巻数、内容紹介の順に記載。巻数の後に(データ)とあるものはデータ貸出あり。 【社会科学】 『視覚障害当事者の運動の歴史 ~日本盲人会連合70年史~』 日本盲人会連合 発行 5巻 1998(平成10)年に発刊した日本盲人会連合50年史のその後の20年間の視覚障害者運動の歴史、国や地方自治体の視覚障害者施策の推移、本連合の活動等を取りまとめた。 【自然科学】 『医療現場でのクレーム・トラブルQ&A ~初期対応から法的対応まで~』   楠井 嘉行 編著 兼児 敏浩 監修 4巻(データ) 医師・看護師・病院従事者から聴き取ったクレーム・トラブル事案を元にQ&Aを作成し、対応を解説。医療機関を取り巻くクレーム・トラブルの現状、心理学による怒りの理解と対応、医療現場で役立つ法律知識も説明する。 『医療現場の「おもてなし」会話術 ~たった一声で評価アップ!~』 下枝 三知与 著 2巻(データ) 不安になっている患者さんにはどんな言葉をかけたらいい?病院内のコミュニケーション、どうしたらスムーズになる?医療従事者に向けて、現場での様々なトラブル解決を可能にする会話術を紹介する。 『シリコンバレー式頭と心を整えるレッスン ~人生が豊かになるマインドフルライフ~』 木蔵 シャフェ 君子 著 3巻(データ) シリコンバレーの一流企業でマインドフルネスを伝える著者が、頭と心を整える方法を伝授。さらに、マインドフルネスについて脳科学を踏まえて解説し、シリコンバレーにおける人間の可能性への取り組みなども紹介する。 『図解すぐできる特効ツボ健康法』 佐藤 一美 著 3巻(データ) 自分ではなかなかわかりづらいツボの位置を、写真などを多用してわかりやすく紹介。頭痛、肩こり、腰痛、ひざ痛の四大症状を和らげるツボも公開する。 【日本文学】 『百年文庫 41 ~女~』 芝木 好子、西条 八十、平林 たい子 著 2巻(データ) 日本と世界の文豪による名短篇を、漢字1文字の趣に合わせて1冊に編んだアンソロジー。41は、芝木好子「洲崎パラダイス」、西条八十「黒縮緬の女」、平林たい子「行く雲」を収録。 『百年文庫 45 ~地~』 ヴェルガ、キロガ、武田 泰淳 著 河島 英昭、田中 志保子 訳 2巻(データ) 日本と世界の文豪による名短篇を、漢字1文字の趣に合わせて1冊に編んだアンソロジー。45は、ヴェルガ「羊飼イエーリ」、キロガ「流されて」、武田泰淳「動物」を収録。 『百年文庫 59 ~客~』 吉田 健一、牧野 信一、小島 信夫 著 2巻(データ) 日本と世界の文豪による名短篇を、漢字1文字の趣に合わせて1冊に編んだアンソロジー。59は、吉田健一「海坊主」、牧野信一「天狗洞食客記」、小島信夫「馬」を収録。 『百年文庫 63 ~巴~』 ゾラ、深尾 須磨子、ミュッセ 著 宮下 志朗、佐藤 実枝 訳 2巻(データ) 日本と世界の文豪による名短篇を、漢字1文字の趣に合わせて1冊に編んだアンソロジー。63は、ゾラ「引き立て役」、深尾須磨子「さぼてんの花」、ミュッセ「ミミ・パンソン」を収録。 『百年文庫 66 ~崖~』 ドライサー、ノディエ、ガルシン 著 河野 一郎、篠田 知和基、神西 清 訳 2巻(データ) 日本と世界の文豪による名短篇を、漢字1文字の趣に合わせて1冊に編んだアンソロジー。66は、ドライサー「亡き妻フィービー」、ノディエ「青靴下のジャン=フランソワ」、ガルシン「紅い花」を収録。 【点字絵本】 『ぼくらはもりのダンゴムシ』 まつおか たつひで さく 1巻 暗くなると動き出すダンゴムシ。夜のあいだ、どこでなにをしているの?丸くなるのはどんなとき?あかちゃんはどうやって生まれるの?ダンゴムシのひみつをこっそり教えてくれる絵本。 『ミッフィーのたのしいテント』 ディック・ブルーナ さく かどの えいこ やく 1巻 とっても元気なミッフィー。雲ひとつないすてきな日にはおうちになんかいられません。庭にテントをはったりプールに入ったり大はしゃぎです。 『わたしのせいじゃない ~せきにんについて~』 レイフ・クリスチャンソン 文 にもんじ まさあき 訳 ディック・ステンベリ 絵 1巻 ひとりの男の子が泣いている。「休み時間にあったことだけど、わたしのせいじゃないわ」「大勢でやってたのよ、ひとりではとめられなかった」と、言い訳が続き…。いじめ問題やその他の社会問題を考えるのに最適な絵本。 ★★★録音図書★★★ 分類、書名、著訳者、巻数または時間数、内容紹介の順に記載。 【哲学】 『生きることは学ぶこと』 福原 義春 著 4:56 資生堂会長である著者が、生きていく上で必要な「知」について語る。「感動することの大切さ」「仕事を通して自分を磨く」など学ぶこと、知ること、交わること、働くことを考える。 『自己カウンセリングとアサーションのすすめ』 平木 典子 著 4:21 自分はどんな人間か、自分とつき合うということはどういうことか。自分とつき合うことと自己表現(アサーション)の密接な関係について再考することで、自分を素直に表現し無理なく前向きに生きる術を紹介。 【歴史】 『盲目の科学者 ~指先でとらえた進化の謎~』 ヒーラット・ヴァーメイ 著 羽田 裕子 訳 10:49 わずか3歳で失明したヴァーメイ少年は、さまざまな形をした貝殻の不思議に魅せられていく。全盲の進化生物学者が、挑戦の連続の半生を語る自伝。 【社会科学】 『当事者主権』 中西 正司、上野 千鶴子 著 6:11 障害者、女性、高齢者、子ども、不登校者、患者…。問題を抱えているとみなされた当事者たちが、「私のことは私が決める」と声をあげた。自立の意味を転換し、専門性を問い直し、社会を組みかえる緊急かつ大胆な提言の書。 【自然科学】 『医者が薬を疑うとき』 別府 宏圀 著 9:02 みんなもう少し薬を疑う必要がある。そんな思いで中立的な医薬品情報を出し続ける現役院長が、薬との賢い付き合い方を誠実さにユーモアをまぶして解説する。 『季刊あとはとき 第3号』 あとはとき編集委員会 編 4:22 あとはときは、「あはき」の今を知り、未来を考えるための雑誌です。【内容】「あはきと医業類似行為」、「あはきと医業類似行為-医事法と職業倫理-」、「あはきとHS式無熱高周波療法裁判」ほか(「目次」より) 『検査と検査値のはなし ~50人の専門医が教える~』 日本衛生検査所協会 発行 7:00 「検査」について知りたいことがわかる!本書は、毎月発行しております当協会の協会誌「ラボ」に掲載しています「専門医が教える検査と検査値のはなし」を1冊にまとめたものです。検査の基礎知識から、検査項目の基準範囲や異常をきたす疾患など、知っておきたい検査や、検査値のことを専門医がわかりやすくていねいに解説しています。 『ここまで進んだ花粉症治療法』 佐橋 紀男、NPO花粉情報協会 著 6:26 花粉症さえなければ春の訪れはうれしいのに…花粉症はいまや国民病とも言われる。治療、飛散予測、そして花粉症ワクチンなど花粉症研究の最前線に携わる研究者が結集して、簡単な予防法、投薬による症状の緩和、漢方、レーザー治療、減感作療法など様々な治療法を紹介する。 『在宅死のすすめ方 ~完全版 終末期医療の専門家22人に聞いてわかった痛くない、後悔しない最期~』 世界文化ブックス編集部 編 8:03 在宅死を実現するために必要な終末期医療のノウハウを、医師や専門家への取材に基づき、テーマ別にまとめる。自分では聞きにくい質問をとりあげたQ&Aや、余命宣告を受けてから自宅で最期を迎えるためのロードマップも収録。 『丹田呼吸法 ~白隠禅師『夜船閑話』に学ぶ~』 村木 弘昌 著 8:01 病気に「かからない」強い身体はどうしたらつくれるか?現代人をとりまくさまざまなストレスを克服し、「胆力」を鍛えるためには?―身体のすみずみまで新鮮な酸素を送りこみ、細胞を活性化させる「丹田呼吸」で心身のバランスを整え、人間の持っている無限のパワーを引き出せ。 『天皇陛下科学を語る』 天皇 著 朝日新聞出版 編 5:12 天皇陛下のご講演と執筆原稿、ハゼの研究論文を厳選して掲載。一流の科学者としての45年以上の研究成果をまとめる。天皇皇后両陛下の記者会見の様子も収録。一部原稿は英文でも紹介。 『皮膚科専門医が教えるやってはいけないスキンケア』 檜垣 祐子 著 5:12 今すぐ正しいスキンケアを知って、健康な素肌を取り戻しましょう!皮膚が本来持っている機能を生かすシンプルなスキンケアと、シワやたるみ、くすみ、ニキビなど、気になるお悩み別解決策を紹介します。 【技術】 『建築家になりたい君へ ~14歳の世渡り術~』 隈 研吾 著 6:21 建築物は大きいけれど、その仕事は小さなことの積み重ねでできている。10歳で建築家を志し、2020年東京オリンピック会場を手がけた建築家が綴る10代へのメッセージ。2022年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 【芸術】 『音楽家ものがたり ~ベートーヴェン・モーツァルト・ショパン~』 新井 鴎子 著 7:26 希望のメロディを心の楽譜に描いたベートーヴェン、心に魔法をかける奇跡の音楽を生み出したモーツァルト、故郷をはなれ遠い異国でピアノ曲をたくさん作ったショパン。3人の音楽家の人生を親しみやすく読みやすい文章で紹介する。 『東京ヤクルトスワローズファンブック 2022年』 ヤクルト球団 発行 10:50 昨季、20年ぶりの日本一を果たしたスワローズ。高津監督やチーム中心選手達へのインタビューのほか、全選手のデータもばっちり掲載。生粋のスワローズファンも、観戦ビギナーの方も、観戦のお供に是非! 【日本文学】 『暮れ花火 ~ラジオ文芸館~』 朝井 まかて 著 小野 文恵 朗読 0:42 脱ぎ着する一瞬だけ見える羽織の裏地に絵を描くことは、江戸の町人の隠れたおしゃれ。羽裏絵専門の絵師おようは、仕事一筋。出入りの悉皆屋で年下の修吉が寄せる好意にも気づかない。そんなおようを年の瀬に訪ねてきた芸妓の依頼とは。 『地べたを旅立つ ~掃除機探偵の推理と冒険~』 そえだ 信 著 9:17 交通事故に遭い、目覚めるとロボット掃除機になっていた刑事。彼は掃除機の機能を駆使し、姪を守ることができるのか。第10回(2020年)アガサ・クリスティー賞大賞受賞。 『00-03 都より愛をこめて ~青春アドベンチャー~』 藤井 青銅 原作・脚本 黒田 賢一 音楽 梶 裕貴、木﨑 ゆりあ 出演 2:31 時は20XX年。21世紀に入り加速した東京への人と富の一極集中。一方で、対極にある地方の破綻。両方を解決するため国会で遷都法案が通った。ただし、新首都は今後の国民投票によって決まるため、新首都獲得作戦が開始。地方あるあるネタを活かしつつ、組織のエージェント「00-03」東京太郎が首都・東京の座を守るため奮闘する、エンタメコメディドラマ。 『みんなのためいき図鑑』 村上 しいこ 作 中田 いくみ 絵 2:24 授業参観に向けて「ためいき図鑑」をつくることになった、たのちんの班。保健室登校の加世堂さんもいっしょに図鑑をつくれないかと、たのちんがある提案をしたが、班のほかのメンバーともめてしまい…。2022年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 『無用の人 Birthday Surprise ~ラジオ文芸館~』 原田 マハ 著 徳永 圭一 朗読 0:42 50歳の誕生日を迎えた羽島聡美。関東近郊の小さな美術館で学芸員を務める聡美の職場に、あやしげな茶封筒が届く。差出人は1か月前にがんで亡くなったはずの、聡美の父だった。差出日は2月1日。亡くなる直前、娘に荷物を届けたのだ。 『りんごの木を植えて ~ノベルズ・エクスプレス 50~』 大谷 美和子 作 白石 ゆか 絵 3:14 「たとえあした、世界が滅亡しようとも、きょうわたしはりんごの木を植える。」 このことばを教えてくれた大好きなおじいちゃんに、がんの再発が。おじいちゃんは積極的な治療は行わないと言い…。心あたたまる家族の物語。2022年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。 『レディ・トラベラー1920 ~青春アドベンチャー~』 小林 雄次 原作・脚本 川田 瑠夏 音楽 野々 すみ花、谷田 歩 出演 2:31 1920年、英国ロンドン。ある日、叔母が遺した謎の島の訪問記を見つけたジュリーは、叔父ジェイムズの制止を聞かず、探検家のウィリアムら調査の専門家を集め南海の無人島へと出かけるのだが…。常識を超えた存在との遭遇を描く冒険活劇。 【外国文学】 『クララとお日さま』 カズオ・イシグロ 著 土屋 政雄 訳 13:45 人工知能を搭載したロボットのクララは病弱な少女と出会い、やがて2人は友情を育んでいく。生きることの意味を問う長編小説。声優の近藤唯による朗読。 『列車探偵ハル ~王室列車の宝石どろぼうを追え!~』 M.G.レナード、サム・セッジマン 著 武富 博子 訳 8:11 11歳の少年は、旅行作家のおじさんと一緒に、王室列車の最終運行に参加するが…。豪華列車内でおこる宝石どろぼうに、少年が挑む。 『わたしたちが光の速さで進めないなら』 キム・チョヨプ 著 カン・バンファ、ユン・ジヨン 訳 9:29 亡き人々の生涯に関する情報を収集する図書館を描き、第2回(2017年)韓国科学文学賞〈中短編部門〉大賞を受賞した「館内紛失」など、心温まるSF短編全7編を収録。