日視連点字図書館ニュース 第180号 2019年10月発行 日本視覚障害者団体連合点字図書館 〒169‐8664 東京都新宿区西早稲田2‐18‐2 TEL: 03‐3200‐6160  FAX: 03‐3200‐7755 E-mail: toshokan@jfb.jp URL: http://nichimou.org/ 開館時間: 午前9時〜午後5時 休館日: 日曜、祝日、第2・4土曜、年末年始、夏季休暇 《点字図書館からのお知らせ》 ★館長あいさつ★ 点字図書館館長  清水 智子 こんにちは。皆様がお住まいの地域でも、そろそろ暑さが和らいできた頃かと思います。秋のお彼岸、どのように過ごされたでしょうか。 さて。お彼岸といえば、やっぱり「おはぎ」。秋の花の萩に見立てて作られたことがその名の由来ですが、春には「ぼたもち」と名前を変えることは、よく知られています。こちらは春を代表する花「牡丹」に見立てられているとのことです。 では、その「おはぎ」に、夏と冬にも別の呼び名があることをご存知でしょうか(ちなみに私は知りませんでした…)。 夏は「夜船」、冬は「北窓」というそうです。…え。なんで?? おはぎの原料はもち米ですが、お餅と違って、杵と臼を使って搗きません。そのことから、夏のおはぎは、「搗き知らず」→「着き知らず」→「いつ着いたのかわからない夜の船」、ということで「夜船」。冬のおはぎは、「搗き知らず」→「月知らず」→「月が見えないのは北側の窓」、ということで「北窓」。 言葉遊びの一種ですが、どの名前も美しく、季節の雰囲気を醸していますよね。そしてどの名前でも美味しい。個人的にはココが大事なポイントです(笑)。 さて。名前が変わると言えば。 「日本盲人会連合」は、10月1日より「日本視覚障害者団体連合(日視連)」と名称を改めました。1948年の団体結成以来、視覚障害者福祉の向上を目指し、運動を続けてきた日盲連。一方で、昨今、応えるべきニーズの対象は、全盲、ロービジョン、先天性視覚障害、中途視覚障害、高齢による視覚障害と、多様化・多層化しています。その様々なニーズに応えうる団体として発展し続けるべく、今回の改名に至りました。 けれども、「日盲連」も「日視連」も、本質は変わりません。 「日盲連」としての70年間。その活動を丁寧に引き継ぎながら、そして変わらず皆さまに寄り添いながら。「日視連」として、皆様とともに、新たな段階へと進んでいきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。 ★休館のお知らせ★ 下記の2日間は、イベント開催のため終日休館とさせていただきます。 ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 10月19日(土) 日視連フェスティバル 11月15日(金) ボランティア交流会 《日視連トピック》 ♪第14回サイトワールドのお知らせ♪ 視覚障害者向け総合イベント、サイトワールドが開催されます。日常サポート用品から最先端テクノロジーまで、様々な機器に触れることができる機会です。ぜひご参加ください。 日程:11月1日(金)、2日(土)、3日(日) 時間:午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで) 会場:すみだ産業会館サンライズホール (JR総武線・東京メトロ半蔵門線 錦糸町駅前 丸井錦糸町店8・9階) 【お問い合わせ】 サイトワールド事務局 株式会社ラビット  TEL:03‐5292‐5644 ♪第43回全国盲人将棋大会in加古川のお知らせ♪ 全国の将棋愛好家が一堂に会し、対局を通じて、交流と親睦を深める大会です。日本将棋連盟の棋士を審判長に迎え、熱戦を繰り広げます。ぜひ皆様奮ってご参加ください。申込み締切は10月4日(金)です。 日程:11月9日(土)、10日(日) 会場:加古川まちづくりセンター 貸会議室(兵庫県加古川市) 最寄駅:JR山陽本線加古川駅(徒歩約3分) 参加費:会員 2,000円  会員外 5,000円 【お問い合わせ】 日本視覚障害者団体連合組織部  TEL:03‐3200‐0011 ♪総合相談室のご案内♪ 総合相談室では、下記の無料相談を行っております(予約制)。 @法律相談:10月11日(金) A総合相談(眼科・法律・生活):10月11日(金) ※2020年2月にも予定 B聞こえにくさ相談:年1回(今年度は終了) C集中電話相談:月1回。テーマ、日程等はJBニュースにて告知 都合により、日程が変更になる場合があります。ご了承ください。 その他、生活全般についての電話相談も随時受け付けております。 【お問い合わせ】 日本視覚障害者団体連合総合相談室  TEL:03‐3200‐0011 ♪新製品のご紹介♪ ※表示価格は税込です。 GRUSボイスクッキングスケール 価格:6,480円 上皿に量りたい物を乗せると音声で重量をアナウンスします。1gから3kgの間で測定ができます。自動電源オフ機能、容器の重さを引いて測定するゼロリセット機能付き。本体は黒色、上皿は白色です。上皿の中央には黒いセンターマークがあります。日本製。 本体:奥行19.6cm×横幅14.5cm×高さ4.1cm 上皿:直径15cm 重さ:約288g(電池含む) 電源:単4アルカリ乾電池3本使用 【お問い合わせ】 日本視覚障害者団体連合用具購買所  TEL:03‐3200‐6422 《職員オススメ図書のご紹介》 サピエ図書館の所蔵資料の中から、職員おすすめの3冊をご紹介します。 【歴史】  『わが友本田宗一郎』 井深 大 著 点字2巻、デイジー4:11、テープ3巻 小さな町工場から、世界的な大企業のホンダとソニーを育て上げ、日本を代表する「天才技術者」と並び賞された本田と井深。40年にも及ぶ親交を結んだ著者だからこそ理解できた「人間・本田宗一郎」の本質とは。 【自然科学】 『”人は死ぬ”それでも医師にできること 〜へき地医療、EBM、医学教育を通して考える〜』 名郷 直樹 著 点字・データ5巻、デイジー9:06、テープ7巻 へき地医療をめざす医師の、教育専任医師として活動する著者。その1年間にわたる日記を中心に、医師になった理由、忘れられない患者たちの思い出、EBM(根拠に基づく医療)や地域医療へのかかわりを綴る。 【文学】 『たそがれ清兵衛』 藤沢 周平 著   点字4巻、デイジー7:51、テープ6巻 仕事終わりの太鼓が鳴るといそいそと家路を急ぐ、人呼んで「たそがれ清兵衛」。かつては師をもしのぐと言われた剣の遣い手だったが、いまは病弱な妻とひっそり暮らしている。だが、藩内を二分する抗争が勃発し…。表題作のほか、痛快で情味あふれる連作8編を収録。 《新刊図書案内》 ★★★点字図書★★★ 分類、書名、著訳者、巻数、内容紹介の順に記載。巻数の後に(データ)とあるものはデータ貸出あり 【歴史】 『図解時代小説が100倍おもしろくなる江戸ものしり用語事典』 日本歴史楽会 著 8巻(データ) 「火付盗賊改」から「奥右筆」「渡り中間」まで、気になる用語・人物1700項目をハンディサイズに収録した、時代小説がもっと読みたくなるものしり用語事典。図解やコラムも多数掲載。 【自然科学】 『ED(勃起障害)Q&A 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ23〜』 日本臨床内科医会学術部 編 1巻(データ) 『介護食のはなし 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ26〜』 日本臨床内科医会学術部 編 1巻(データ) 『C型肝炎 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ25〜』 日本臨床内科医会学術部 編 1巻(データ) 『脂質異常症(高脂血症) 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ20〜』 日本臨床内科医会学術部 編 1巻(データ) 『自律神経失調症 〜めまい、息切れ、肩こり、しびれ、痛み、眠れない… わかりやすい病気のはなしシリーズ19〜』 日本臨床内科医会学術部 編 1巻(データ) 『腎臓病の食事療法 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ28〜』 日本臨床内科医会学術部 編 1巻(データ) 『タンパク尿の意味と対策 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ22〜』 日本臨床内科医会学術部 編 1巻(データ) 『糖尿病の飲み薬 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ21〜』 日本臨床内科医会学術部 編 1巻(データ) 『脳梗塞・心筋梗塞を防ぐには 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ27〜』 日本臨床内科医会学術部 編 1巻(データ) 『ピロリ菌感染症 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ29〜』 日本臨床内科医会学術部 編 1巻(データ) 『本態性振戦 〜手や頭・声のふるえが気になる方へ わかりやすい病気のはなしシリーズ24〜』 日本臨床内科医会学術部 編 1巻 一般社団法人日本臨床内科医会が患者さん向けに編集・発行する冊子。病気別に、イラスト入りでわかりやすく解説。 『Dr.帯津のこれが究極の長寿法100の知恵』 帯津 良一 著 2巻(データ) 心と体を温めて健康になる知恵、食を楽しみながら健康になる知恵、快調な心と体をつくりだす眠りの知恵、心と体を晴れやかにする知恵…。80歳現役医師が実践する“攻めの健康法”を紹介する。 【点字絵本】 『あーんあん』 せな けいこ 著 1巻 保育園に行くのはいいけれど、お母さんが帰っちゃいやだとぼくが泣きだすと、みんなもいっしょに泣きだして…。 『きみにあいにきたよ』 ナタリー・ラッセル 作 礒 みゆき 訳 1巻 「今日は嬉しくって特別な日。だって、大好きなひとに会えるんだもの!」 ちゃいろいうさぎとちいさなうさぎの気持ちはおんなじ。なのに、お互い相手を喜ばせようとするあまりに、ふたりはすれちがってしまい…。 『さよならはいわない』 おぼ まこと 作・絵 1巻 離れて暮らすおじいちゃんから、ゆうたに「明日お祭りだから来ないか」との電話。ゆうたはひとりでおじいちゃんの家に遊びにいった。一緒にお祭りに行ったり、おばあちゃんの思い出を聞いたり、楽しく過ごしたけれど…。 『すきすきかいじゅううまれたよ』 ふくだ すぐる 作 1巻 ある日、森の中のたまごから生まれたすきすきかいじゅう。友だちを探しに出かけ、会う動物にはみんな「すき!」と抱きついて、仲良しになっていく。仲良しになった動物はまたまた別の友達と仲良しになって…。 『はしのうえのおおかみ』 奈街 三郎 作 花之内 雅吉 絵 1巻 うさぎが一本橋をわたっていくと、橋の上で、おおかみはおおいばり。「おれがさきだ。もどれ」と、だれが来ても通してくれません。ある日、大きなくまが渡ってきて、驚いたおおかみはくまに橋をゆずりますが、くまはもっと大きな心の持ち主でした。なんとおおかみの体をひょいと持ち上げて…。 『パパくんくんしてる』 アラン・ル・ソー 作 やました はるお 訳 1巻 いつもいっしょにあそんだり、わらったり…。ときには、しかられたりもするけれど、ぼくはパパがだいすき。ちっちゃなぼくとおおきなパパのゆかいな毎日がたのしい絵本になりました。 ★★★録音図書★★★ 分類、書名、著訳者、巻数または時間数、内容紹介の順に記載。 TD→テープ・デイジーともにあり、無印→デイジーのみ、CD→CD図書 【哲学】 『オルテガ 〜Century books. 人と思想138〜』 渡辺 修 著 8:54 20世紀初頭のスペインを代表する哲学者であり、ヨーロッパ文明の将来を憂えた思想家オルテガ。彼の生涯や思想をもとに、実像を浮き彫りにする。 『解放の神学 〜Century books. 人と思想133〜』 梶原 寿 著 7:50 「解放の神学」は、キリスト教真理の〈真の普遍性〉の回復等を志向する。最初の提唱者であるジェイムズ=コーンの歩みを辿り、主要著作を概観する。 『ティリッヒ 〜Century books. 人と思想135〜』 大島 末男 著 8:53 20世紀のキリスト教神学に大きな影響を与えたプロテスタント神学者ティリッヒ。彼の生涯と、思想「組織神学」について綴る。 【歴史】 『ムッソリーニ 〜ファシズム序説 Century books. 人と思想130〜』 木村 裕主 著 7:53 イタリアの政治家ムッソリーニが提唱した“ファシズム”という思想。彼の伝記的要素を織り込みながら、ファシズムの発生から形成過程をまとめる。 『靖国と千鳥ケ淵 〜A級戦犯合祀の黒幕にされた男〜』 伊藤 智永 著 21:38 阿南惟幾陸軍大臣の葬儀、復員・引き揚げ、遺骨収集、靖国合祀、千鳥ケ淵戦没者墓苑の創設…。軍の後始末をすべて仕切った熱誠の人・美山要蔵。その知られざる孤独な闘いを描く。 【社会科学】 CD『音声広報CD マイナンバー制度のご案内 平成31年度3月版』 内閣府大臣官房番号制度担当室、 内閣官房番号制度推進室 著 0:11 「マイナンバー制度導入の趣旨」「マイナンバーの通知」「マイナンバーの利用場面」「情報連携について」ほか収録。 『東京消防庁からのお知らせ 平成30年度版 〜安心・安全な生活に役立つ防火防災情報〜』 東京消防庁防災部防災安全課 編 1:05 東京都民が安心で安全な暮らしを送れるよう、防火防災に関する様々な情報を音声で収録。「今すぐやろう防災訓練!」「火災から尊い生命を守ろう」「地震から命を守る家具転対策」ほか。 TDCD『東京の福祉保健 2019年度版』 東京都福祉保健局総務部総務課 企画編集 3:22 2巻 東京都の福祉・保健・医療の現状と主な施策、高齢者・身体障害者等の各福祉について概要を説明。巻末に相談窓口の詳細も収録。 【自然科学】 『下痢の正しい対処法 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ42〜』 日本臨床内科医会学術部 編 0:39 『食道の不快な症状 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ46〜』 日本臨床内科医会学術部 編 0:29 『メタボリックシンドロームの人の食事 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ38〜』 日本臨床内科医会学術部 編 0:49 『腰痛 〜わかりやすい病気のはなしシリーズ45〜』 日本臨床内科医会学術部 編 0:32 一般社団法人日本臨床内科医会が患者さん向けに編集・発行する冊子。病気別に、イラスト入りでわかりやすく解説。 『へんな星たち 〜天体物理学が挑んだ10の恒星〜』 鳴沢 真也 著 9:30 イナバウアーする二重円盤プレオネ、10光年の長い尾を引くミラ、墨を吐いて姿をくらますタコのようなかんむり座R星…。恒星研究のプロフェッショナルが、厳選した10個のへんな星たちをわかりやすく解説。 【技術】 『肌がキレイな人の72のレシピ 〜真似するだけの簡単美肌レッスン〜』 加藤 理恵 著 3:41 スキンケアからライフスタイル、心のケアまで。美肌の持ち主が実際にしているケア方法や化粧品選びについて、知っておきたい選りすぐりの情報を72のレシピとしてまとめた1冊。 【芸術】 『ゴッホの耳 〜天才画家最大の謎〜』 バーナデット・マーフィー 著 山田 美明 訳 19:03 1888年、ゴッホは自らの片耳を切り落とした。彼はなぜこんな事件を引き起こしたのか。世界各地での調査を元にゴッホの知られざる一面を炙り出す。 『東京ヤクルトスワローズファンブック 2019年』 ヤクルト球団 発行 10:58 昨季、最下位から2位へと大きく浮上した小川スワローズ。その小川監督やチーム中心選手達へのインタビューのほか、全選手のデータもばっちり掲載。生粋のスワローズファンも、観戦ビギナーの方も、観戦のお供に是非! 【日本文学】 『あみだくじ 〜ラジオ文芸館〜』 村松 具視 著 中山 庸介 朗読 0:42 あみだくじを習ったのは祖母からだった。決して幸せとは言えなかった祖母。答を何かに託することで気が軽くなったのか。その答は宙に浮いたまま、あみだくじだけが「私」の中に棲みついて―。人生の情景と自我のゆらぎを描く。 『NHK障害福祉賞入選作品集 第53回』 5:12 最優秀作『もしも願いが叶うなら』、優秀作『今の私のままで』、佳作『鍵盤に指を置く時 トゥレットは僕の個性』等、入選した11作品を収録。 『“お伽草子”へのいざない 〜古典講読〜』 徳田 和夫 解説 加賀美 幸子 朗読 38:44 2017年4月8日から2018年3月31日まで、全52回の放送分を収録。作品の一部を朗読した後、解説する形式で構成された1枚。 『旧暦屋、始めました 〜仕立屋・琥珀と着物の迷宮 2〜』 春坂 咲月 著 8:43 奈良の大学に進学した女子大生は、着物の店「旧暦屋」を開いた和裁士のもとでバイトの日々。その店には、次々と着物を巡る事件が持ち込まれ…。 『さくら、ねこ、でんしゃ 〜FMシアター〜』 のらいし れんふう 原作 今井 雅子 脚本 森 悠也 音楽 大林 隆介、 末次 美沙緒、 はざま みゆき ほか出演 0:52 それぞれの定年退職を迎え、セカンドライフに乗り出した夫婦。ふとしたきっかけで医師の診断を受け、そこから家族は思いがけない事実と向き合うことに…。「NHK銀の雫文芸賞」2017年最優秀作品のオーディオドラマ化。 『甚三郎始末記 〜ラジオ文芸館〜』 あさの あつこ 著 村上 真吾 朗読 0:42 すれ違った子が泣き出すような醜男、尾上甚三郎は、ある日お里という遊女と知り合う。お里から「祭りが見たい」とせがまれ、見物へ…。架空の藩、小舞藩が舞台に、ある下級武士の恋と筋の通し方を描いた物語。 『殿中にて 〜ラジオ文芸館〜』 村上 元三 著 石澤 典夫 朗読 0:42 建部兵庫は一本気な性格。同役の伊丹左太夫の家で御政道について批判してしまう。その翌日登城し、老中水野越前守の姿が見えた時、「殿中でございますぞ、お刀、お刀!」と、ただならぬ声が。兵庫がとった行動は―。 『阪堺電車177号の追憶』 山本 巧次 著 7:16 戦時下の運転士と、乗客の女性達の数奇な運命。バブル期の地上げ屋と奮闘するキャバクラ嬢達…。昭和8年から平成29年まで、大阪南部を走る阪堺電車を舞台に起きた事件を鮮やかに描く連作短篇集。 TD『宮尾登美子全集 第5巻 〜陽暉楼 連〜』 16:31 12巻 昭和初期、南海一の妓楼で女の意地と欲望が交錯する。美備な踊りに託された愛の行方を描く「陽暉楼」と、文壇デビュー作「連」の2作収録。※新たにテープ版を追加しました。デイジー版は179号で紹介済みのものです。 【外国文学】 『真紅の戦場 2 〜勝利の代償〜』 ジェイ・アラン 著 嶋田 洋一 訳 12:12 重要な戦略拠点の惑星の覇権をめぐり、二大陣営の熾烈な艦隊戦が始まろうとしていた。果たして勝利を収めるのは―? 『閉じられた棺』 ソフィー・ハナ 著 山本 博、 遠藤 靖子 訳 16:32 アイルランドの子爵邸に招待された名探偵ポアロ。その夜、招待主の作家が不可解な遺言書を発表して…。名探偵ポアロシリーズの公認続編第2作。 『東の果て、夜へ』 ビル・ビバリー 著 熊谷 千寿 訳 12:48 組織の命を受け、人を殺すために少年たちは街を出た。崩壊の予感と軋轢を抱えながら、アメリカを横断する長い旅が始まる。2016年英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー賞、2017年全英図書賞年間最優秀犯罪・スリラー部門受賞、2016年ロサンゼルス・タイムズ文学賞ミステリ部門受賞。 『モーパッサン 〜Century books. 人と思想131〜』 村松 定史 著 8:57 19世紀末を駆け抜けたフランスの作家モーパッサン。彼の生い立ちから死までを辿り、名作誕生の背景、飽くなき人間の探究者としての人間像に迫る。 『リッター 〜Century books. 人と思想126〜』 西村 貞二 著 6:49 西ドイツ史学界の第一人者であり、すぐれた叙述家、ドイツ福音主義教会の指導者でもあった、ゲルハルト=リッター。彼の生涯と思想に迫る。