資料2. 視覚障害者用日常生活用具 一覧 令和元年7月現在 *既に各自治体において日常生活用具として認められている用品を中心に掲載  分類、種目、概要、耐用年数、基準額、対象、備考の順 T 自立生活支援用具 1 火災警報器 アラーム音のほか、音声読み上げ機能が付属している 8年 16,000円 1〜2級 火災発生の感知及び避難が著しく困難なもの。 (単身世帯及びこれに準じる世帯である場合に限る。) これに準じる世帯とは、日中家族がいない場合をさす。 2 自動消火器 火災発生時に自動的に消火動作を行う機器 8年 29,000円 1〜2級 火災発生の感知及び避難が著しく困難なもの。 (単身世帯及びこれに準じる世帯である場合に限る。) これに準じる世帯とは、日中家族がいない場合をさす。 3 電磁調理器 音声での読み上げ、又はボタンなどの構造が分かりやすい機器 5年 42,000円 1〜4級 視覚障害者のみの世帯及びこれに準じる世帯 これに準じる世帯とは、日中家族がいない場合をさす。 4 視覚障害者用調理支援用具 日常生活における目視確認を伴う軽作業を可視化するための用具 5年 合計10,000円 1〜4級 同居家族の有無は問わない。 5 音声はかり 測定した量を音声で読み上げをする機器 3年 31,000円 1〜4級 同居家族の有無は問わない。 6 歩行時間延長信号機用小型送信機 視覚障害者向け信号機や案内装置に対し、動作命令をかける機器 3年 12,000円 1〜4級 7 音響案内装置 自宅などに設置する音響案内装置 5年 49,000円 1〜4級 同居家族の有無は問わない。 8 空間認知用計測器 超音波などで障害物などの有無を確認する機器 5年 91,000円 1〜2級 9 携帯型GPS地図端末装置 単独歩行時に、周辺情報などを音声で確認する機器 5年 126,000円 1〜2級 10 光量感知器 部屋の電灯の消灯確認を行うための機器 5年 5,000円 1〜2級 同居家族の有無は問わない。 11 視覚障害者用電池チェッカー 振動や電子音等で、電池の残容量を確認できる機器 3年 10,000円 1〜6級 12 ロービジョン用筆記用具 文字記入の補助をする用具 3年 10,000円 1〜6級 13 視覚障害者用学習用具 点字・図形・文字等を習得するための機器 5年 114,000円 1〜2級 14 視覚障害者用就労支援用具 視覚障害者自身が事務作業等を行う際、作業を補助するもの 5年 114,000円 1〜6級 U 在宅医療等支援用具 1 視覚障害者用体温計 体温の測定において、音声で測定値を案内し、かつ操作が分かりやすい機器 5年 9,000円 1〜6級 同居家族の有無は問わない。 2 視覚障害者用体重計 体重の測定において、音声で測定値を案内し、かつ操作が分かりやすい機器 5年 18,000円 1〜6級 同居家族の有無は問わない。 3 視覚障害者用血圧計 血圧の測定において、音声で測定値を案内し、かつ操作が分かりやすい機器 6年 15,000円 1〜6級 同居家族の有無は問わない。 4 視覚障害者用血糖値測定器 血糖値の測定において、音声で測定値を案内し、かつ操作が分かりやすい機器 3年 23,000円 1〜6級 5 視覚障害者用服薬支援機器 薬の選別や取りまとめを行い、服薬が円滑にできるよう工夫された機器 5年 120,000円 1〜2級 V 情報・意思疎通支援用具 1 画面読み上げソフト パソコンの動作や画面の情報を音声化するソフトなど 3年 100,000円 1〜6級 2 視覚障害者用地デジ対応ラジオ 視覚障害者用に開発され、緊急地震速報等やテレビの音声を受信し、音声などにより使用しやすい構造になっている機材 6年 29,800円 1〜6級 防災用品で認めている地域もある。 3 点字ディスプレイ パソコンなどでの文字情報を点字にて出力したり、単体で使用が可能な機器 6年 350,000円 1〜2級 平成19年から、聴覚障害の重複だけではなく、視覚障害のみでも支給は可能となっている。 4 点字器 点字を打ち出す機器・点筆を使用し一点ずつ打ち出す 7年 11,000円 1〜6級 5 点字タイプライター 点字を打ち出す機器・一文字ずつ入力 6年 150,000円 1〜6級 6 点字プリンター パソコンで入力した後に点字を打ち出す機器 6年 360,000円 1〜2級 7 視覚障害者用録音・再生器 7−1 SDカードなどの電子記録媒体による録音機材、視覚障害者にも使用しやすいような構造・音声案内がある機材 6年 85,000円 1〜4級 7−2 カセットによる録音機材、視覚障害者にも使用しやすいような構造である機材 1〜2級 8 視覚障害者用デイジー録音・再生機 デイジー形式で録音されたものを聞くことや、録音ができる機材 3年 85,000円 1〜6級 9 視覚障害者用デイジー再生器 デイジー形式で録音されたものを聞くための機材 3年 48,000円 1〜6級 10 視覚障害者用据え置き型拡大読書器 据え置き型で、拡大・色調整などを行い、文章などを見やすくする機材 3年 238,000円 1〜6級 11 視覚障害者用携帯型拡大読書器 携帯型で持ちやすく、拡大・色調整などを行い、文章などを見やすくする機材 3年 148,000円 1〜6級 12 視覚障害者用音声読書器 活字でできた文書を、スキャナーで読み取り、音声読み上げする機材 6年 218,000円 1・2級 13 視覚障害者用時計(携帯用) 13−1 時計の文字盤を指で触り、時間を把握する時計 5年 14,000円 1・2級 一部の地域では、基準額12000円になっている。また、音声式と触読式と分けずに{盲人用時計」として限度額13300円という地域もある。 13−2 振動で時刻を知らせる時計 5年 13,000円 1〜4級 13−3 音声で読み上げをする時計 5年 19,000円 1〜4級 一部の地域では、耐用年数5年基準額16000円になっている。 14 弱視者用時計 弱視者向けに文字盤が見やすく改良をした時計。 5年 10,000円 1〜6級 15 視覚障害者用置き時計 据え置き型で音声で読み上げをする時計 5年 11,800円 1〜6級 16 音声コード読上げ装置 音声コードを読み取り、その情報を音声化する機材 6年 99,800円 1〜2級 17 視覚障害者用タグレコーダー 対象物に張り付けたタグなどに、使用者が音声情報を吹き込み、音声で確認ができる機材 6年 39,000円 1〜2級 同居家族の有無は問わない。 18 視覚障害者用音声色柄認識装置 対象物の色を音声で読み上げる機器 5年 148,000円 1〜2級 同居家族の有無は問わない。 19 視覚障害者用紙幣識別用具 紙幣の種類を音声により伝える 5年 118,000円 1〜2級 20 視覚障害者用カード残高通知機器 ICカードの残高を音声により通知する機器 5年 10,000円 1〜6級 21 点字図書 利用者が希望する点字図書 制作費用と一般図書との差額 1〜2級 22 音声図書 利用者が希望する音訳図書 制作費用と一般図書との差額 1〜6級 23 拡大図書 利用者が希望する拡大文字の図書 制作費用と一般図書との差額 1〜6級 W 防災支援用具 1 視覚障害者用防災用品 視覚障害者向けに特化した防災用品、又は防災用品セット 5年 20,000円 1〜6級 参考 ○日常生活用具に関しては、地域の実情と利用者の状況等に応じて、各自治体の判断に応じて地域生活支援事業として行っている。 ○日常生活用具の条件は以下の3つの条件となります。  1 障害者が安心、かつ容易に使用することができること。  2 自立を支援し、社会参加を促進するためのものであること。  3 用具の開発にあたって障害特性を理解しているものかつ一般に普及していないものであること。