皆さんこんにちは。引き続き日本列島は自然災害に見舞われ、北は北海道から南は九州まで、絶え間ない災害に襲われているという状況です。この声が皆さんに届く頃には秋も深まっていることと思いますが、この間に北海道の地震、台風21号、そして、様々な豪雨による被害があり、我々の仲間が、避難所生活を余儀なくされているようにお聞きしております。1日も早い復興と元の生活が訪れることを願っております。  日盲連としても、日本盲人福祉委員会と協力して、災害対策を可能な限り前へ進めるべく動いておりますので、もし皆さんの周囲で困っている人がいれば、必ず日盲委か日盲連にご連絡いただくことを、お願いしたいと思います。  さて、この間、私はモンゴルに行く機会がありました。9月の11日から13日にかけてモンゴルのウランバートルで世界盲人連合のアジア太平洋地域協議会の中期総会というものが行われました。  モンゴルには初めて行きましたけれども、モンゴルの盲人協会は非常に活発に動いております。視覚障害者のためのマッサージセンターを設立したり、日本で言えば共同作業所の工場を設立したり、視覚障害者の職域も広げておられます。非常に大きな広い国ですが、視覚障害者の職業的自立に向けて活発に活動をしている姿を見ることができました。  アジア地区で頑張っている皆さんと情報交換をしながら、日本に役立つ活動に結びつけていければと思っております。その会議で話し合われた職業問題や今後のスポーツの交流などについて、是非、日本もアジアと連携できる機会を作っていきたいと考えておりますので、またそういう話もできればと思います。  また、8月の18日、19日には日盲連結成70周年の記念シンポジウムを開催し、さらに、結成40周年に設置された記念碑を訪問しました。この取り組みを通し、70周年にあたって、将来をどう見据えるのか、弱視問題をこれからどう広げていくのか、先人の思いをどういう形で再認識するのか、そういう課題を持つことができたと思います。  こういうシンポジウムなどはお祭り事ではありませんので、我々の次の運動に必ず結びつけ、新たな取り組みにきちっと繋げていきたいと思います。是非、皆さんからもそうした面での声もお聞かせ願えればと思っております。  また、この間、女性協議会、それから、青年協議会の大会もあり、そちらにも参加してきましたが、その中でいくつか思うことがありました。一つは全国の組織であるにもかかわらず、残念ながら参加していない都道府県があったりすることです。  取り分け青年協議会では、我々の加盟団体は61ありますが、その半分以上の組織から参加者がないという現実を見てきました。確かに若手が減っているかもしれませんが、今後、若手を引き込むために、そういう青年協議会に1名でも役員を派遣し、青年の声を繋げていく、広げていく、地元に持ち帰る、こういう取り組みが日盲連として、今、問われているのではないでしょうか。