皆さんこんにちは。全国で大雨の被害が出ていて、非常に心配しています。死者、行方不明者を含め200人を超える大災害となってしまいました。皆さんの地方で被害は出ていないでしょうか。  まだ日本盲人会連合には、視覚障害者の被害事例は届いておりませんが、もしも、皆さんの地方で被害に遭われた方がいれば、是非、日盲連にも報告いただきたいと思います。ともあれ、この大きな被害に対し、お見舞い申し上げます。日盲連は、日本盲人福祉委員会とも連携しながら、対策本部を立ち上げ、困っている人がいないかどうかの調査も始めたいと思っております。  さて、日盲連は6月に、結成70周年の記念大会を無事終了することができました。それで、記念行事を次の段階に進めていくことになります。8月18日と19日には大阪において、記念シンポジウムと記念碑訪問を行いたいと思っております。  8月18日のシンポジウムでは広瀬浩二郎【ヒロセ コウジロウ】くんに記念講演をしていただき、これからの視覚障害者のイメージをどう変えていくのか、あるいは、視覚障害者団体の役割をどう位置づけていくのかという事について、前向きに討論したいと思います。  また、弱視者問題について、我々はあまり十分な取り組みができていなかったのですが、視覚障害者の8割を占めている弱視者について、これまで以上に継続的な、組織の立ち上げも念頭においた取り組みのスタートとなるシンポジウムを予定しております。8月18日、新大阪の駅の近くのホテルで開催しますので、多くの皆さんのご参加をお待ちしております。  さて、毎回の報告になりますけれども、あはき法19条をめぐる裁判について、ここでも報告させていただきたいと思います。あはき法19条の裁判は平成医療学園の主張がほぼ出揃い、国の反論もほぼ出揃った段階に来たように思います。そうなりますと、今後は、関係者で証拠調べ、証人尋問というものを行うのかどうか、あるいは、どの時点で判決に至るのか。こういう裁判の流れを見通すことが必要になります。  日盲連としては、関係団体とも協力して判決をいつ頃か予測し、判決に向けて国民の世論をも味方にするような取り組みをしたいと思っておりますので、その節は、ぜひ皆さんの協力をお願い致します。  今決めているのは、11月11日の日曜日に、東京の品川において800人規模の集会を開き、国民に訴える、世論に訴える、そして、裁判所に私たちの大きな声を届けることによって、非常に切実な思いをしていることを、裁判所にわかってもらえるような、そういう集会を開きたいと思っております。ここでも、皆さんのご参加をお待ちしておりますので、よろしくお願いします。  最後に私自身の一つの楽しみについてお話しをします。私は様々な趣味を持って遊んでいるわけでありますが、その中でも、マラソンを続けております。今年の12月は、久しぶりにホノルルマラソンにも参加しようと思っておりますので、皆さんとともに、健康作りも含めて走り続けたいと思っております。