日盲連点字図書館ニュース 第163号 2015年4月発行 日本盲人会連合点字図書館 〒169-8664 東京都新宿区西早稲田2-18-2 TEL: 03-3200-6160 FAX: 03-3200-7755 E-mail: toshokan@jfb.jp URL: http://nichimou.org/ 開館時間: 午前9時〜午後5時 休館日: 日曜、祝日、第2・4土曜、年末年始、夏季休暇   ★取り扱い録音雑誌一覧★ 貸出をご希望の方は、日盲連点字図書館までお知らせください。 『日盲連アワー』(月刊 デイジー、テープ1巻) 日盲連の動きと行事、新製品や点字図書館の新刊情報を掲載 『声の広報 厚生』(隔月刊 デイジー、テープ1巻) 厚生労働省委託の広報誌「点字厚生」の録音版に日盲連の動きを追加 『日盲連 声のひろば』(月刊 デイジー、テープ1巻) さまざまな話題をインタビューで紹介するインターネット版雑誌の貸出 『三療の友』(月刊 デイジー) 三療関係、その他医学全般について掲載 『鍼の研究』(隔月刊 テープ2巻) 主に鍼治療に携わる人への医学知識普及のための記事を掲載 ≪日盲連トピック≫ ♪第68回全国盲人福祉大会が開催されます♪ 5月29日(金)から31日(日)までの3日間、岐阜県岐阜市で開催されます。内容は大会式典や代表者会議、生活・バリアフリー・職業に関する分科会等。 【お問い合わせ】 日本盲人会連合組織部 TEL:03-3200-0011 ♪無料法律相談のお知らせ♪ 日本盲人福祉センターにて、毎月1回、無料法律相談をおこなっております。直接来所、またはお電話にて。担当弁護士は視覚障害者です。親身になってご相談をお受けします。 日程:4月10日(金)、5月8日(金)、6月19日(金) 時間:10時〜12時まで ※お1人様30分ずつ。事前予約が必要です(各日とも先着4名様まで)。 【お問い合わせ】 日本盲人会連合事業部 TEL:03-3200-1102 ♪新製品のご紹介♪ ・ぶるっとタイマー 価格2,400円(税込) 時間を、音・光・振動のうち、設定したものでお知らせします。最大99分99秒までセット可能。ストラップ、スタンド、マグネット付き。大きさは、縦9.8センチ、横4.8センチ、厚さ1.6センチ、重さ約50グラム、ボタン電池1個で動作します。 【お問い合わせ】 日本盲人会連合用具購買所 TEL:03-3200-6422 ★職員オススメ図書★ サピエ図書館の所蔵資料の中から、職員おすすめの4冊をご紹介します。  【歴史】 『折り紙の詩』 田島 栄次 著 点字4巻、デイジー7:46、テープ5巻 全盲の折り紙作家加瀬三郎さんと、報道カメラマンの田島栄次さんが出会ってちょうど20年。たった2人だけで結成した“折り紙外交の会”は、さまざまな不安や困難を乗り越え、きょうも世界へと旅立つ。    【自然科学】 『寄生虫館物語 〜可愛く奇妙な虫たちの暮らし〜』 亀谷 了 著 点字2巻、デイジー4:46、テープ4巻 世界初の寄生虫専門の博物館を設立した、寄生虫学の世界的権威が、寄生虫の生態をわかりやすく解説。知られざる寄生虫の真の姿が明らかに。    【産業】 『ラジオの時代 〜ラジオは茶の間の主役だった〜』 竹山 昭子 著 点字6巻、デイジー14:33、テープ11巻 日本モダニズム期に誕生したラジオとはどういうメディアであったのか?日本のラジオが生み出したものを再検証する。   【言語】 『女の日本語 男の日本語』 佐々木 瑞枝 著 点字2巻、デイジー5:19、テープ4巻 何気なく使っている日本語の「女と男」の表現には不思議がいっぱい。文化の異なる留学生の素朴な疑問をもとに、言葉の背後にある日本文化の特徴を考える。 ≪新刊図書案内≫ ★★★点字図書★★★ 分類、書名、著訳者、巻数、内容紹介の順に記載。巻数の後に(データ)とあるものはデータ貸出あり 【哲学】 『自分に気づき、仏に出会う 〜この世を生きる選択科目〜』 梅庭 昭寛 著 3巻(データ) 日常生活すべてが「選択」である。それが「阿弥陀如来の選択」に包まれていることに気づかせる書。   【社会科学】 『視覚障害教育入門』 青柳 まゆみ、鳥山 由子 編著 4巻 視覚障害児の教育の場とその対象範囲等の基本事項から、盲児・弱視児それぞれの指導の留意点、教科や自立活動の指導における配慮事項までを解説する。   『視覚障害者にとって差別ってどんなこと?』 日本盲人会連合情報部編集室 編 1巻 視覚障害当事者の「差別と感じる事例」を集め、権利条約の目的である、すべての人々と共に障害によって分け隔てられることのない、誰もが住みやすい社会の現状を知るためにまとめた本小冊子の点字版。   【自然科学】 『鍼灸いろは経 〜各論〜』 杉山 勲 著 4巻(データ) 「痛みの治療法」「六陽経の鑑別」「半身辛きはまず胆経」など、鍼灸臨床のノウハウを、いろは順に紹介。各論では、具体的な知識と術式をより多く詳しく解説。巻末に「五臓の色体表」も掲載。   『鍼灸いろは経 〜総論〜』 杉山 勲 著 4巻(データ)   「痛みの治療をまず覚える」「六十九難は治療に非ず」など、鍼灸臨床のノウハウを、いろは順に紹介。総論では、鍼灸医学の方向性を中心に、鍼灸界の実情、知らないと損をする事などを著者の長年の臨床経験をもとに解説。   【日本文学】 『あられ雪 〜人情処深川やぶ浪〜』 倉阪 鬼一郎 著 5巻(データ) うまい蕎麦を出すと評判の深川黒江町「やぶ浪」のあるじ浪介は、元武士。なじみの客に道場仲間だった同心や北町奉行がいることから、今日も事件が持ち込まれて…。   ◎『火の牙 〜八丁堀つむじ風〜』 和久田 正明 著 5巻(データ) 海産物問屋の熊野屋から湯船を造るように依頼されたが、抜け荷をするための船かもしれないと密告を受けた、南町奉行所の定町廻り同心成沢東一郎は、岡っ引きの寅吉、抱えの密偵お紋に真相の究明を命じた。   【外国文学】 『エデンの東 1』 ジョン・スタインベック 著 土屋 政雄 訳 4巻 コネティカットの農家の長男は従順な青年に育ったが、腹違いの弟に虐げられ、辛い日々を送っていた。父と子の三代にわたる葛藤を描いた小説の新訳版。映画原作。 『エデンの東 2』 ジョン・スタインベック 著 土屋 政雄 訳 4巻 謎の美女と結婚した男は、父の遺産で農園を買い上げ、妻と子供のために永遠の楽園を創ろうと決意する。   『エデンの東 3』 ジョン・スタインベック 著 土屋 政雄 訳 4巻 妻が去り、失意の底をさまよっていた男。だが、友人たちの真摯さと深い知性に触れ、自己を取り戻す。   【点字絵本】 『いたらいいのにな』 古川 タク 作 1巻 てのひらにのっかるぞう、ながーいつりかわのある電車、いたくないちゅうしゃ、すべりだいになってくれるきりん、おやつをとるとき、階段になってくれるへび。いたらいいのにな。   『おおきな木』   シェル・シルヴァスタイン さく・え ほんだ きんいちろう やく 1巻 大好きなちびっこのために、与え続けるりんごの木。愛は与えること?与えることとは何なのか?   『オレ・ダレ』 越野 民雄 文 高畠 純 絵 1巻 夜になったらでかけてみよう。夜は元気をためるとき。暗闇の中に、たのしい仲間がたくさん待っている…。   『かたかな絵本アイウエオ』 五味 太郎 作 1巻 ページにかたかな1字(ひらがなも付す)を配し、その字を含んだ身近な単語を2つずつ収め、それらを描きこんだ大きな楽しい絵を掲載した絵本。 『ボリスのやまのぼり』 ディック・ブルーナ さく かどの えいこ やく 1巻 ボリスは山登りが大好き。急な坂道もへいき。山の向こうからお日さまがのぞいていますが、お日さまはだんだん大きくなって…。   『まあるいまあるい』 イエラ・マリ 作 1巻 まあるいおひさま。まあるいおさら。あらゆるところにころがっている、まるいものたち。美しい配色とともに広がる新しい世界。   ★★★録音図書★★★ 分類、書名、著訳者、巻数または時間数、内容紹介の順に記載。 TD→テープ・デイジーともにあり、無印→デイジーのみ 【哲学】 『君は、どう生きるのか 〜心の持ち方で人生は変えられる〜』   古森 重隆 著 5:00   人生は、自分を磨き続ける旅である。大胆な構造転換で富士フイルムをV字回復させたカリスマ経営者が、「どう生きるか、どう働くか」ということを、自身の体験の中から培ってきた考え方、日常生活習慣までふまえながら綴る。 【社会科学】 『視覚障害者にとって差別ってどんなこと?』 日本盲人会連合情報部編集室 編 0:31    視覚障害当事者の「差別と感じる事例」を集め、権利条約の目的である、すべての人々と共に障害によって分け隔てられることのない、誰もが住みやすい社会の現状を知るためにまとめた本小冊子の録音版。 【自然科学】 『あん摩マッサージ指圧師国家試験問題解答集 平成26年度用 〜第8回〜第21回(2000年〜2013年)第21回のみ収録〜』 あ・は・き師、柔整師教育研究会 編 4:21    第21回の国家試験問題を科目別に分類。コンパクトにまとめた解説と、理解をより深める巻末資料(図表)。 『災害ストレスの対処法』  山口 昌樹、中島 康、中山 友紀 著 7:35   予測不能の事態がもたらす心の傷とどう向き合うか?ストレスの研究者と災害現場で活動してきた医師や救急救命士らが、ストレスを感じるメカニズムを科学的に解説し、ストレスとうまく付き合う方法を紹介。 『知りたい!はり師、きゅう師のおしごと』 坂本 歩 著 3:08    統合医療時代の今こそ必要とされるはり師、きゅう師は、さまざまな分野で注目を集める職業でもあります。これから鍼灸の道を検討しようと考えている人のために、資格の取得から進路まで最新事情を紹介。  TD『神経内科学 〜標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野〜 奈良 勲、鎌倉 矩子 監修 川平 和美 編著 34:57 25巻    リハビリテーション医療の対象となる神経疾患の病態と診断、治療についての知識を提供し、さらに個々の障害に対する評価法と基本的なリハビリテーション治療への理解を深める一冊。 『図解すぐできる特効ツボ健康法』 佐藤 一美 著 5:34    自分ではなかなかわかりづらいツボの位置を、写真などを多用してわかりやすく紹介。頭痛、肩こり、腰痛、ひざ痛の四大症状を和らげるツボも公開。 『腸寿 〜長寿な腸になる77の習慣〜』 松生 恒夫 著 5:37 長生きの秘訣は腸にあり!腸医の第一人者が、今すぐ、簡単にできる、長寿な腸になるために必要な生活習慣と食生活と、「腸寿」レシピを紹介。     『100歳まで長生きできるコレステロール革命』   大櫛 陽一 著 5:53 コレステロール値の高い人ほど、本当は元気で長生きできる!最新研究で明らかになったコレステロールや中性脂肪の真実、健診結果の見方を解説し、食事や運動のポイントをアドバイス。   『武藤教授の転ばぬ教室 〜寝たきりにならないために〜』 武藤 芳照 著 6:51 どんな人が転びやすいのか、転ばないためにはどうしたらよいのか…。転んで寝たきりの人生を送らないために、転倒の実例・豊富なエピソードを満載した転ばぬための工夫と知恵。   【日本文学】 『あの壁まで』 黄 英治 著 6:07    かつての軍事政権下、韓国を訪問中、無実のスパイ容疑で逮捕され、死刑を宣告されたアボジを救出するために、たたかい抜いた在日家族の物語。 『黒猫の接吻あるいは最終講義』 森 晶麿 著 7:05 「黒猫」と呼ばれる大学教授と付き人がバレエを鑑賞中、突然ダンサーが倒れた。5年前のバレリーナ死亡事件との関連を気にする付き人は事件に挑むが…。   TD『決心 〜独り身同心7〜』 小杉 健治 著 5:11 4巻 ある夜伊十郎らは、おふじという女をつけていたが、蔵前界隈でその姿を見失ってしまう。翌朝、蔵前にある札差『大国屋』に『ほたる火』が盗みに入ったとの知らせを受け…。大好評シリーズ完結。 『舌ガン闘病記 〜「私は大丈夫!」 数々の出会いが奇跡を起こした〜』 2:32 普通でいられることの幸せに気付いていないあなた、病気で苦しんでいるあなたと家族の方々。たとえどんな日でもあなたの人生の中の大切な一日だから。舌ガンと闘う作者の闘病記。 『致死量未満の殺人』 三沢 陽一 著 9:37 雪に閉ざされた山荘で、女子大生が毒殺された。事件未解決のまま時効が迫った15年後、仲間が告白した衝撃の真相とは。第3回アガサ・クリスティー賞受賞。 『トッカンvs勤労商工会』 高殿 円 著 11:25 特別国税徴収官が訴えられる?その背後には、勤労商工会のお抱え弁護士がいた。上司のピンチに、新米徴収官が立ち上がる。シリーズ第2作目。 【外国文学】  『アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う』 ゲイル・キャリガー 著 川野 靖子 訳 12:49    繁殖能力のない人狼の子を身ごもったアレクシア。妊娠の謎を解き明かすため、彼女は父の故郷であるイタリアを目指す。シリーズ第3作目。                                     『ゴリアテ 〜ロリスと電磁兵器〜』 スコット・ウエスターフェルド 著 小林 美幸 訳 16:03    天才科学者は、戦争終結の可能性を秘めた電磁兵器を建設しているという。オーストリア公子は、その真価を判断すべく天才科学者に近づくが・・・。3部作完結編。 『彷徨える艦隊4 〜巡航)戦艦ヴァリアント〜』 ジャック・キャンベル 著 月岡 小穂 訳 12:14    大佐率いる艦隊は、戦闘準備を整え再び故郷の星を目指す。敵艦の撃破、味方捕虜の救出など、大佐の立案した作戦は全て成功するかに思えたが…。 『誰よりも狙われた男』   ジョン・ル・カレ 著 加賀山 卓朗 訳 16:58    ドイツに不正入国した若者。彼は国際指名手配中で、いくつもの諜報機関から追われていた。テロとの戦いにおける苛烈な諜報戦を描く。映画原作。  『燃える戦列艦 〜海の男/ホーンブロワー・シリーズ6〜』  セシル・スコット・フォレスター 著 菊池 光 訳 11:15    フランス艦隊が地中海の封鎖網を突破して出現。ホーンブロワー艦長率いるサザランド号は万に一つの勝ち目もない海戦に突入していく。 『勇者の帰還 〜海の男/ホーンブロワー・シリーズ7〜』 セシル・スコット・フォレスター 著 高橋 泰邦 訳 9:47   戦い敗れ、囚われたホーンブロワー艦長は、護送される途中でからくも脱走に成功。かくて、眼前に広がる敵地横断の決死行が始まった。 『リスボンへの夜行列車』   パスカル・メルシエ 著 浅井 晶子 訳 24:58    初老の古典教授は、奇妙なポルトガル人女性との邂逅をきっかけに夜行列車に飛び乗った…。本物の人生を生きようとする男の魂の旅路を描いた哲学小説。