第1章 調査の概要  第1章 調査の概要  (1) 調査の目的  平成17年度障害者自立支援法の成立に伴い、平成18年10月1日から、従来の移動介護(ガイドヘルプ)事業は、市町村の地域生活支援事業となる予定である。このため、制度の実施方法やサービス内容は、市町村ごとにより決定、運用されることとなる。この調査は、視覚障害者のニーズに応じた移動支援方策を探り、市町村が行う移動支援事業の適正かつ円滑な実施及び市町村障害者計画作成のために資することを目的とした。  (2) 調査の実施方法  全国の日本盲人会連合の団体を経由して、各地域の視覚障害者に対し、点字調査票によるアンケート調査の手法を用いた。なお、調査数は各県及び政令指定都市の視覚障害者数の割合に応じ、675件を選定した。また青年協議会、女性協議会に対し各10件の調査を依頼し、計695件を調査対象とした。  調査時点は、平成18年2月1日  調査票回答期限 平成18年2月22日  (3)調査項目  主たる調査項目は次のとおりである。  @ 性、年齢、視覚障害の種類、居住市町村の規模等の基本的属性  A 主な外出手段  B ガイドヘルパー利用の外出先・利用回数  C ガイドヘルパー制度に対する満足度  D ガイドヘルパーに対する気兼ね  E ガイドヘルパーに対する要望  F 送迎ボランティア、福祉タクシー等の移送サービス制度の状況  G 移送サービス制度の利用時間、利用料金  (4)回収結果  調査総数(アンケート調査送付数)695件に対し、有効回答数504件であり、有効回答率は、72.5%である。  (5)集計・分析等に関する留意事項  @  集計に当たっては、1次集計のほかできる限りクロス集計をした。  A  複数回答のある質問があるため、回答者数と一致しないものもある。  B  表中の合計数値が端数処理(四捨五入)の関係で、必ずしも100%にならない場合がある。