訃報

2018年4月5日

 元筑波大学附属盲学校教諭で、日本点字委員会顧問の阿佐博氏が、4月1日、間質性肺炎により入院先にて逝去されました。享年95でした。

 阿佐氏は、1944年に官立東京盲学校師範部を卒業後、岡山県立盲学校に勤務されました。1947年から官立東京盲学校(現・筑波大学附属視覚特別支援学校)に移り、1984年まで勤務されました。1955年より、日本点字研究会(現・日本点字委員会)の委員として点字表記法の確立に努め、1990年に同委員会会長、2002年に同委員会顧問に就任されました。また、視覚障害者デイケア施設「レモンの木」施設長、盲学校理療科教員連盟厚生部長、日本盲人キリスト教伝道協議会発行点字月刊誌『信仰』主筆を歴任され、2004年に第1回本間一夫文化賞受賞されました。理療教育、視覚障害者福祉、点字文化の普及発展に大きく貢献しました。
 主な著作に、『日本点字100年の歩み』(日本点字委員会)、『中村京太郎伝~目を閉じて見るもの』(日本盲人福祉研究会)、『主の肢々(えだえだ)として』(日本基督教団出版局)、『道ひとすじ~昭和を生きた盲人たち』共著(愛盲報恩会)、『点字のレッスン』(視覚障害者支援総合センター)などがあります。