【第二報】JR京浜東北線「蕨駅」の調査に関するご報告

2017年1月20日

【写真の説明】取材に応じる橋井正喜常務理事(右)と三宅隆情報部長(左)

経緯

 1月14日午前7時10分ごろ、JR京浜東北線蕨駅で盲導犬使用の男性がホームから転落し、電車にはねられ死亡する事故が発生。

【写真の説明】事故の現場となった蕨駅ホーム

 事故を受け、18日に日本盲人会連合の橋井正喜常務理事と三宅隆情報部長が現地を訪れました。

調査報告

 事故現場で故人に対し黙祷を捧げた後、ホームの調査を行いました。

 ホームは島式ホームで、中央にホームとコンコースをつなぐ上り階段が2か所、「ハ」の字形にあります。
 ホームには内方線付き点状ブロックが敷設されていて、事故現場となった1番線(上野・大船方面)と2番線(大宮方面)、2番線の奥に宇都宮線・高崎線が通過する線路があります。
 上野方面側の階段を降りて左回り、ホーム1番線側を大宮方面に折り返した地点が事故現場です。

 階段横とホームからの距離は約2mで、点字ブロックからホーム端まで約80cmあります。

 調査の結果、点字ブロックは十分認識できる状態でしたが、通過する列車の音で階段裏の空間では特に周りの音が聞き取りにくいと感じました。

【写真の説明】白杖で点字ブロックからホーム端までの距離を測る三宅隆情報部長

JR関係者と意見交換

【写真の説明】意見交換の模様

 調査の後、駅事務所にてJR関係者との意見交換が行われました。

 日盲連からは「ホームドアの設置が急務ではあるが、ソフト面面で駅係員や周囲の方からの声かけをお願いしたい」、「乗客等が少ない閑散時などは普段利用している視覚障害者を見かけた際は特に見守りをより積極的に行ってほしい」と要望しました。

 また、橋井常務理事は、歩行訓練について鉄道事業者等の協力による駅施設での実施のさらなる体制づくりが必要であると述べました。